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◆松島悠佐の軍事のはなし(47)「台湾の安全への関心」-抜粋



 (07・9・28記)


 万が一武力紛争が起きそうな場合には、アメリカはどのような対応行動にでるのか、シナリオはいろいろあるようですが、基本的に米軍は空母機動部隊を展開し、中国軍の介入を阻止する作戦に出ると思われます。その時の先遣部隊となるのが沖縄の海兵隊、グアムの空軍爆撃部隊、横須賀の第7艦隊であり、これを指揮する極東地域統合司令部が、近々座間に移駐してくる第1軍団司令部となるのでしょう。この作戦体制をより機能的に構築し直すのが、今進めている米軍再編のひとつの狙いになっています。



 これに対して中国は、米軍の介入を阻止するため、つとめて戦力を東方海域に展開して、なるべく遠方海域で米軍空母機動部隊を釘付けにして、前述の「第1次列島防衛線」の安全確保をはかりたいと考えているようです。そのため、この10数年来、中距離弾道ミサイルの強化、外洋での作戦可能な海空戦力の強化を図ってきました。特に、96年の台湾総統選に絡む中国の軍事的威嚇に対して、米軍が台湾海域に空母を展開して中国軍の動きをけん制しましたが、それ以降、中国は従来にもまして軍事力の強化を図り、「第1列島防衛線」を保持できる「近海総合作戦能力」の整備に力を入れてきました。



 今後は、さらにその戦力を東方に推進し、やがて、小笠原諸島~マリアナ諸島を結ぶ線を「第2次列島防衛線」として位置づけ、それ以西の海域を大陸防衛のための安全圏として確保したいと考えていると思われ、空母の保有計画はそのためのものと見られています。
いずれにしても、九州~南西諸島~台湾は中国が自らの防衛線として意義づけており、わが国としても、南西諸島の安全保障に連動して台湾の地域的な安全を考えざるを得ない状況になっています。



 来年の北京オリンピックが終われば、やがて南西諸島正面から小笠原諸島正面での軍事的なつばぜり合いが活発になってくることが懸念されます。防衛力の増強や防衛体制の整備は一朝にしてできるものではありませんので、わが国も、台湾に対して観光と商売以外に安全保障の面にも関心を持って眺めておくことが大事になってきています。
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by sakura4987 | 2007-10-10 13:55

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