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◆【やばいぞ日本】座談会(3-3)退路断つ「覚悟の戦略」を




■【やばいぞ日本】座談会(3-3)



 ■脅威を認識していない 葛西氏


 --中国をどう見ますか


 中満 私は敵とは思っていない。しかし中国ときちっとした付き合い方を日本が考えなければいけない。

 葛西 敵というと言葉はきついが、中国は核ミサイルの照準を日本に合わせて配備している。これは脅威です。脅威に対しては抑止力を持たなくてはならない。それは日米同盟です。

 日米同盟がきちんとしていると、日中関係は良くなる。ところが、日米同盟に楔(くさび)が打てると思うと、日中関係は悪くなる。

 宮家 日本が初めて本当の中国を知り始めたのは最近です。天安門事件(注8)以降、やっと中国がどういう国かわかってきた。戦前を含めて一種の理想主義と空想主義と思い込みで互いに本当の実態を知らなかった。これからですよ、本当の日中関係は。

 葛西 私は日本の運命を最後に決するのは目を覚まさせる状況が来るかどうか、まさに天命なんだと思う。中国の脅威が具体的に何かの動きになったときに、日本人がいくら寝ようと思っても頭から水をかけられたように目が覚めざるを得ない状況が来れば、日本は助かる。そうでなければ助からない状況に今あるような気がする。

 宮家 ショック療法的なことが起これば本当にいい。そうしたら、この国はドーッと集団で変わる。その危機を感じなかったら、今のままです。


 ■「明治無血革命」に学べ 山折氏

 山折 今、天命とおっしゃったけれど、世界の国はずっと「生き残り戦略」を考えてきた。一方、アジアには、すべてのものが被害を受けるならば共に滅びの道を歩もうという「無常戦略」がある。「万葉集」や「平家物語」などには、全部この無常観が流れ、滅びゆくものに対する共感、弱者・敗者に対する思いやりがみられる。

 明治無血革命の底に流れているのも一種の無常感覚であり、無常戦略です。債権債務の同等を主張するのではない。「債務至上主義」といってもいいような、感謝とか恩という感覚、考え方です。これを国際関係に反映させれば、決して完全な滅びの道を歩むことはあるまいと。そこは覚悟ですよ。そのときに「天命」といった言葉が出てくる。無常戦略か、生き残り戦略か、人類はその岐路に立っている気がします。大風呂敷を広げてしまいました(笑)。


 --ありがとうございました。

                   ◇

【プロフィル】山折哲雄

 やまおり・てつお 宗教学者。東北大学文学部卒。東北大学助教授、国立歴史民俗博物館教授、白鳳女子短大学長、京都造形芸術大学院長、国際日本文化研究センター所長など歴任。著書に「親鸞をよむ」「日本文明とは何か」「近代日本人の宗教意識」など。76歳。

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【プロフィル】宮家邦彦

 みやけ・くにひこ AOI外交政策研究所代表、立命館大学客員教授。東大法学部卒。1978年外務省入省、日米安保条約課長、在中国大使館公使、在イラク大使館公使、中近東アフリカ局参事官で退職。2006年10月から今年9月まで総理大臣公邸連絡調整官。54歳。

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【プロフィル】葛西敬之

 かさい・よしゆき JR東海代表取締役会長、国家公安委員、政府の教育再生会議委員。東大法学部卒。旧国鉄の分割民営化を推進し、1987年JR東海取締役、95年代表取締役社長、2004年から現職。著書に「未完の『国鉄改革』」「国鉄改革の真実」。67歳。

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【プロフィル】中満泉

 なかみつ・いずみ 一橋大学客員教授、外務省海外交流審議会委員。米ジョージタウン大学大学院修了。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)サラエボ事務所長、国連本部事務総長室国連改革チーム・ファーストオフィサー。共著に「国際協力を仕事として」。44歳。

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【これまでの紙面展開】

◆序章 没落が始まった

(順番、見出し、掲載月日)

(1)「ダイナミズム失う」(7・3)

(2)「鈍さが工作員を取り逃がした」(7・4)

(3)「収まらないな慰安婦問題は」(7・5)

(4)「誤ったイメージ払拭したい」(7・6)

(5)宇宙野菜が示す中国との差(7・7)

(6)米中のゲームに加われず(7・8)


◆第1部 見えない敵

(1)中国軍に知られたF2の欠陥(7・14)

(2)500年後は縄文並み人口15万(7・15)

(3)「金メダルは当然さ」(7・18)

(4)「あの貪欲さはもうない」(7・19)

(5)モノいわず静かに静かに(7・20)

(6)科協がさらう頭脳と技術(7・21)

(7)「世界のメディアを虜に」(7・22)

(8)米議員の足が遠のいている(7・23)

(9)官僚自ら「柔軟な発想無理」(7・24)

(10)招き入れる「トロイの木馬」(7・25)

番外 底知れぬ「中国株式会社」(7・26)


◆第2部 資源ウオーズ

(1)対北投資ファンド暗躍(8・18)

(2)揺らぐレアメタル超大国(8・19)

(3)不測の事態 何もできず(8・21)

(4)イラン「中国カード」で圧力(8・22)

(5)電力危機招く「反原発」(8・23)

(6)温暖化が生んだ新たな競争(8・24)

(7)「工作の成果」1兆円(8・25)

(8)「したたかさ足りない」(8・26)

(9)「燃える氷」中韓虎視耽々(8・27)

(10)官僚がつぶす石油開発(8・29)

(11)放置すれば暴動の悪夢(8・30)


◆第3部 心棒を欠いている

(1)自爆テロに攻撃された日本船(9・27)

(2)「関与すれば南西諸島攻撃」(9・28)

(3)束縛だらけの“抑止”行動(9・29)

(4)韓国の仮想敵に見なされた(9・30)

(5)自国通貨の支配力失う(10・2)

(6)国連PKO局長に尻込み(10・3)

(7)総連のドン揺さぶる意見書(10・4)

(8)「核の傘」が消える悪夢の日(10・5)

(9)ハブ港は中韓に奪われた(10・7)

(10)「国防の神経」ずたずた(10・8)

(11)中国に握られたITの「鍵」(10・9)

(12)「国益より言い訳の技術」(10・10)

番外 リスク共有が同盟の本質(10・11)


◆第4部 忘れてしまったもの

(1)一片のパン「幼いマリコに」(11・6)

(2)「お前ら全員辞めさせる」(11・7)

(3)ママ役はいや ペット役に(11・8)

(4)問題教員 他校に押しつけ(11・9)

(5)20年前から考える力消失(11・10)

(6)荒廃一変させたご飯給食(11・11)

(7)欧米に合わせ「細身」信仰(11・13)

(8)「日本人、恥ずかしい…」(11・14)

(9)「勉強忍耐」乃木大将に学ぶ(11・15)

(10)「自分たちがきれいにした」(11・16)

番外上「うちは留学認めていない」(11・17)

番外下「国のため」気概失う若手官僚(11・18)


◆第5部 再生への処方箋

(1)夢と憧れの扉 たたき続けた(12・4)

(2)心意気の起業が実を結んだ(12・5)

(3)「網の目」広げマラリア制圧(12・6)

(4)「海賊退治になぜ動かない」(12・7)

(5)米に500万人の「日本びいき」(12・8)

(6)戦闘美少女に「日本」凝縮(12・9)

(7)コメ作りは海外に飛び出した(12・11)

(8)鉄腕アトムの時代になった(12・12)

(9)「失敗しても格好いい」(12・13)

(10)「うんと早く地雷探せる」(12・14)

(11)受精卵に娘の顔が重なった(12・15)

(12)世界に500人が「神の手」待つ(12・16)

番外 “異種交配”が独創性つくる(12・18)

                   ◇

 【執筆者】(掲載順)。湯浅博▽高木桂一▽松尾理也▽中静敬一郎▽長辻象平▽田村秀男▽五十嵐徹▽野口東秀▽気仙英郎▽田端素央▽黒田勝弘▽川瀬弘至▽福島香織▽千野境子▽高畑昭男▽相馬勝▽飯塚隆志▽村上大介▽内田博文▽石垣良幸▽渡辺浩生▽内藤泰朗▽山本勲▽久保田るり子▽長戸雅子▽橋本亮▽野口裕之▽沢辺隆雄▽牛田久美▽鵜野光博▽宮田一雄▽大衡那美▽坂口至徳▽清水満▽榊輝朗

 【寄稿】宮家邦彦

                   ◇

 注1 経済協力開発機構が2006年に行った調査で、「科学を学ぶことに興味がある」と答えた日本の15歳は50%であり、57の国・地域中52位だった。「理科の勉強は役立つ」は42%、56位で低さが際立った。

 注2 1596~1650年。フランスの哲学者で科学者。「近代哲学の父」と呼ばれる。

 注3 主に1970年代の英国が陥った不況を指す。オイルショック、福祉増税で企業倒産が相次ぎ、労働意欲が減退した。

 注4 1827~77年。薩摩藩士で、尊皇攘夷運動を指導した。新政府で廃藩置県などを断行後、下野。西南戦争で自刃した。

 注5 1823~99年。大政奉還後の1968年、幕臣として西郷と会談し、江戸城無血開城を実現した。明治政府で枢密顧問官を務めた。

 注6 1869~1948年。インドの英国からの独立運動を指揮し、「非暴力・不服従」を提唱した。

 注7 1830~78年。薩摩藩士で、西郷らとともに倒幕に活躍。明治政府で初代内務卿となったが、暗殺された。

 注8 1989年6月4日、中国北京市の天安門広場で、民主化を求めるデモ隊と軍・警察が衝突し、多数の死傷者を出した。
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by sakura4987 | 2007-12-27 16:56

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