★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆沖縄戦集団自決 教科書訂正申請 「軍強制」事実上容認?



 (産経 07/12/18)


 ■「複合的な背景」…検定審“灰色”見解


 沖縄戦集団自決をめぐる高校日本史の教科書検定で、教科書会社が軍強制の記述復活を求めた訂正申請の可否を決める作業が年内決着へ向けて大詰めを迎えている。文部科学省は4日、教科書会社に「複合的な背景によって住民が集団自決に追い込まれた」とする教科書検定審議会の見解を伝え、再考を促した。識者からは「軍の直接的な命令は確認できていない」と検定意見堅持への評価が相次ぐ一方、軍強制のニュアンスを否定していないことなどを疑問視している。


 ≪軍関与の例適切?≫


 検定審の日本史小委員会が示した見解について、ある委員は「審議会として主体的に考え方を表そうとした。『軍強制ばかり書くな』という趣旨だ」と話す。



 だが、藤岡信勝拓殖大教授は「『生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず』といった戦陣訓や手榴弾(しゅりゅうだん)の配布を書かせることで、軍強制のイメージが出て事実上認めたことになる」と憤る。



 軍関与の主な例として「手榴弾の配布」「壕の追い出し」を挙げたことへの批判もある。



 現代史家の秦郁彦氏は当初の検定意見を堅持したことを評価しつつも、「集団自決の際に使われた主な武器はナタやカマなどだ。手榴弾は攻撃用の武器であり、自決に流用された例は少ない」と指摘。さらに「軍がいる場所が主戦場で危険だったため、『心を鬼にして追い出した』という軍側の証言もある」と善意の追い出しがあった事例にも留意すべきだとする。



 ≪自決の概念否定?≫


 検定審の見解が「自決に追い込まれた」との視点を強調。自らの意思で自決したニュアンスが盛り込まれていないことを疑問視する声もある。



 沖縄戦に参加した皆本義博・元陸軍海上挺進(ていしん)第3戦隊中隊長は「戦後の風潮は旧日本軍イコール悪となっているが、当時の国民感情は『一億総特攻。竹やりでも戦う』だった。潔く自決した当時の沖縄県民の純朴で崇高な精神を侮辱している」と話す。



 中村粲獨協大名誉教授は「沖縄県民は捕虜になるより自決するという『皇民道徳』をストレートに実践した。大変痛ましい悲劇ではあるが、ユダヤ人は(対ローマ反乱の拠点となった)マサダの自決を誇りにしている」と述べ、否定的側面だけでとらえることに懸念を示している。



 検定審議会のある委員は「自らの意思で死んだという視点を排除するものではない」と強調するが、検定審の見解に沿えば「集団自決」より「(強制)集団死」の表記の方が適切ともなりかねない。



 ≪「書かせる」検定?≫


 教科書検定は、学習指導要領に沿わない記述でなければ、誤った記載に修正を求めるというのが原則だ。検定審や文科省が記述の欠陥を指摘する場合、「こう書け」と具体的に指示はせず、認めない理由や背景を示すのみにとどめている。



 文科省では「教科書会社に現段階での検定審の考え方を伝えただけであり『指針』ではない」と強調する。だが、検定審の見解は「…教科書記述が望ましい」として、「指針」と受け取られてもやむを得ない表現だ。



 藤岡教授は「文科省主導で多様な背景を記述させようとしており、『書かせる検定』に近い。検定意見撤回派と堅持派の双方を納得させようとしたのだろうが、いずれの陣営にも不満が残る」と指摘。さらに「教科書は確実な事実だけ書けばよい。パンドラの箱を開けてしまったのではないか」と話している。


                   ◇


 ■沖縄戦集団自決、検定審の見解(要旨)


 集団自決は、住民が戦闘に巻き込まれるという異常な状況下で起こった。背景には当時の教育訓練や感情の植え付けなど複雑なものがある。



 平成18年度検定で許容された記述に示される「軍による手榴弾の配布」や「壕の追い出し」など軍の「関与」はその主要なものととらえられる。ただ、それぞれの集団自決について、直接的な軍の命令に基づいて行われたということは、現時点では確認できていない。一方、住民側から見れば、当時のさまざまな背景や要因によって集団自決せざるを得ない状況に追い込まれたとも考えられる。



 集団自決の背景・要因について、過度に単純化した表現で記述することは、生徒の理解が十分にならない恐れがある。沖縄の戦時体制、さらに戦争末期の限定的な状況下で、複合的な背景、要因によって住民が集団自決に追い込まれていったととらえる視点に基づく教科書記述が望ましい。


                   ◇


【用語解説】沖縄戦集団自決問題


 今年3月末に公表された高校日本史教科書検定で、文部科学省が「日本軍が自決を強いた」などと軍命令が読み取れる記述に検定意見をつけたことで、軍強制の記述が削除・修正された。これに沖縄県側が反発。9月末の県民大会開催を受けて、渡海紀三朗文科相は訂正申請に応じる考えを示した。教科書会社6社は11月上旬、計8冊で軍強制を盛り込む記述訂正を申請。教科書検定審議会で審議している。
[PR]
by sakura4987 | 2007-12-29 14:52

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987