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◆【風を読む】論説副委員長・五十嵐徹 (産経 2007/3/17)






 イージス艦の衝突事故で、20年前の「なだしお事故」と7年前の「ハワイ沖事故」を連想した人は多かろう。


 いずれも潜水艦と民間船舶の衝突で、多数の死傷者が出た悲惨な海難事故だった点では共通する。ところが、事後の関係者の処分では天地ほどの違いがあった。

 「なだしお」では、衝突相手にも過失ありと認定されながら、潜水艦の艦長は懲戒処分のうえ一般刑事事件でも訴追され、執行猶予付きの有罪判決を受けている。

 これに対し「ハワイ沖」では、米潜水艦に一方的な責任ありと米側調査も断定しながら、艦長は減俸処分を受けただけで、事故の8カ月後に名誉除隊した。

 この違いはどこからくるのか。一言で言うなら、米軍に限らず他国の軍隊は軍法という独自の規律で支配されているのに対し、自衛隊は民間と同じ一般法で規制されている事情による。

 非常時に行動する軍隊は、平時に人々を規制している法律に従っていたのでは有効な行動ができない。このため軍隊はさまざまな局面で平時の法律適用を免除される。その代わり、軍法には敵前逃亡罪や上官反抗罪など一般法にはない厳しい罰則が設けられている。是非はともかく、それが世界の常識なのである。

 自衛隊が他国の軍隊と決して同一行動を取れない理由もここにある。共同演習中の米兵と自衛官が一緒にミスを犯し、多数の死傷者が出たとする。過失レベルが同じでも、両者の裁かれ方や量刑はまったく異なる。これでまともな共同行動などできるはずがない。

 今回の事故では、海上保安庁の許可なく防衛省が乗員を事情聴取したと厳しく批判された。だが、それを誰も疑問に思わない国は、世界広しといえど日本ぐらいでなかろうか。
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by sakura4987 | 2008-03-18 13:39

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