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◆世襲横行する政界 2世に有利な現行制度再検討を



 (世界日報 2008/5/19から一部抜粋))

 http://www.worldtimes.co.jp/j/aoyama/sj/sj080519.html


■初の親子首相

 今の福田康夫首相の父はいうまでもなく赳夫元首相。赳夫は四十二歳で大蔵省主計局長。四十七歳で旧群馬三区から衆院選に出て当選、自民党幹事長、蔵相、外相などの要職をきわめ、田中角栄元首相と角福戦争を演じたあげく首相に就いた。

 康夫は丸善石油に勤めていたが、早世した弟の横手征夫に代わって父の地盤を受け継ぎ、九〇年の衆院選で五十三歳の遅咲きながら出馬し、当選。その後、小選挙区制に移行した群馬四区から連続当選、森―小泉内閣で官房長官を務めた。安倍前首相の突然の退陣によって、史上はじめて父を継ぐ二代目の首相となる。

 小泉、安倍両首相の行き過ぎ是正ということだったが、なったものの道路や年金問題でさっそく難渋、さきの山口二区補選で敗れ、発足以来最低の支持率20%(朝日)を記録。頼みの胡錦濤中国国家主席の来日でも「砂上の楼閣」との論評もあり、NHKの世論調査で支持率21%に低落した。

 康夫首相のあとには世襲後継者として長男の達夫が事実上確定。達夫は三菱商事を退社して康夫秘書を務めるが、父の首相在任中からすでに衆院選の後継者に決まっている。

 また前首相安倍晋三は三代目。その前の小泉はまだ議員を続けるが、次の次の選挙あたりには次男進次郎の名前が出ている。現内閣の世襲議員としては町村信孝官房長官、高村正彦外相、鳩山邦夫法相、甘利明経済産業相、石破茂防衛相、渡辺喜美行革相、渡海紀三朗文科相ら。また党の方にも麻生太郎元外相、谷垣禎一政調会長、加藤紘一、石原伸晃、野田聖子、小渕優子ら多士済々。無所属だが、民主党側に立つ田中真紀子もいる。

 党首討論をやる首相と小沢一郎民主党代表がどちらも二世。また衆院河野、参院江田五月という両議長とも二世だ。

■新人が出にくく

 確かに岸、池田、佐藤、田中、三木武夫、福田、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登といった昭和後期十人の首相は自力でその位についた。しかしそれ以後の短期の宇野宗佑と議員秘書出身の海部俊樹を経て、宮沢喜一、細川、羽田孜と、村山富市を除く橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗(父親は石川県の町長)、小泉、安倍、福田はみんな二世、三世だ。

 わが国では戦後、新憲法のもと、法の下の平等、門閥の排除、差別解消がいわれながら、政界は世襲が横行する。世襲をなくすには父親らと同じ選挙区から出馬させないようにすべきだ、との説もある。衆院選では九四年に小選挙区比例代表制が導入されてから二大政党による政権交代は起こりやすくなったが、新人が出にくく、世襲議員がより有利な土壌ができあがった。

 日本の議員世襲は国際的にも異例だ。アメリカのブッシュ大統領は極めて例外だ。イギリスでは下院議員の候補者になるには烈しい競争がある。各党とも各小選挙区の党支部が候補者の決定権を持つ。党支部が候補者コンテストを行い、ふるいにかけて一人の公認候補者にしぼり込む仕組みで、親族と同じ選挙区になることはまずない。

 日本では現行の小選挙区比例代表制をどうするかがまず問題だ。その前の中選挙区制への復帰も一案だが、中選挙区連記制案もある。これだと定数が三なら三人まで、五なら五人まで選べる。これで問題ある世襲政治家は淘汰される。世襲に頼ることなく、なるべく多くの人が広く立候補できるように工夫すべきだ。
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by sakura4987 | 2008-05-30 08:41

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