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◆【コラム】主客が逆転した日本社会



 (朝鮮日報 2008/7/1)

 http://www.chosunonline.com/article/20080701000060


 米国人であれ韓国人であれ、日本に来て驚くのは高速道路の通行料だろう。路面に大理石を敷き詰めているわけでもないのに、ソウルから釜山までに相当する距離を走ると8万ウォン(約8100円)もかかる。2年前、事情を知らずに東京から北海道まで車で行ったところ、100万ウォン(約10万1000円)を超える通行料を支払う羽目になり、後悔している。飛行機で北海道へ移動し、道内はレンタカーで移動するようにした方がむしろ経済的だった。


 日本の高速道路の通行料がべらぼうに高いのはよく分かっていたが、なぜ高いのかについては知らなかった。ただ、「道路を建設するのに必要な土地の値段が高いからでは」と思っていた。


 だが、少し前、日本道路公団(2005年民営化)が02年に公開した資料を見て、新たな事実が分かった。日本で韓国の京釜高速道路に相当する「産業の動脈」の役割を果たしているのは、東京と名古屋を結ぶ東名高速道路だ。東京と大阪を最短距離で結ぶ道路であるため、東京の人たちがよく利用する高速道路だが、公団の資料によると、かなり前に利用者から徴収した通行料ですでに建設費の償還を終えているというのだ。


 日本は高速道路を、税金ではなく借金で造っている。その借金を通行料で全額返済するのだ。このため、税金が投入される韓国に比べ通行料は高いものの、建設費の償還が終われば無料で開放するというのが基本原則となっている。


 その原則に従えば、東名高速道路はとっくに無料開放されるか、通行料が韓国並みに値下げされていなければならない。通行料の収入が建設費の3倍を上回っているからだ。だが、それにもかかわらず、高い通行料を徴収している。これでは元金の3倍以上の利息を払っても、まだ返済を要求してくる「高利貸し業者」と変わらない。


 通行料を引き続き徴収するのは、発展が遅れている地域に高速道路を建設するための財源にするためだという。つまり東京に住んでいる人たちが、北海道や九州の高速道路の建設費を支払っていることになる。これは1972年に施行された「全国料金プール制」に基づくものだ。


 もちろん、道路の整備が遅れている場合には、先にメリットを享受した都市の利用者たちが、地方の高速道路建設のための財源を負担するというのはもっともな話だ。だが一方で、道路の整備が過剰に進んでいるのなら、話は別だ。


 高速道路を含む日本の道路密度(国土面積に対する道路の総延長)は3.16で、オランダ(3.72)に次いで世界で2番目だ。高速道路も決してほかの先進国に比べて遅れているわけではない。「日本の道路では“クルマ”よりも“クマ”の方が多く目撃される」という批判もある。先日、大地震による山崩れで、山岳地帯を走る道路が切れて棒のように曲がった映像が流れたが、それでも人命被害が少なかったのは、もともと人があまり通らない所に無駄な道路を造ったということを物語っている。


 それでも高速道路が造られ続ける理由は何なのか。それは「国民の利便性のためではなく、建設業者の生き残りのためだ」と言われる。日本はこれまで、高速道路の建設のために360兆ウォン(約36兆3500億円)もの借金をしてきた。資金が多ければ、それだけ利益共同体も大きなものになる。その生き残りのために道路が次々と造られ、道路を造るために国民は高い通行料を払わせられている。


 高度成長期が終われば、このように主客が逆転した分野が出てくる。役職員の食い扶持を守るために存続する公営企業、公務員を増やすために増える官僚組織、土建屋の利権を守るための公共事業、消費者と乖離(かいり)したところで闘争を繰り広げる労働組合…。1980年代中盤に国鉄が解体され、労働組合が弱体化した後、日本の改革は主客が逆転した分野を元通りにするという道をたどってきた。その最後が道路というわけだ。一方、韓国ではこのような改革がこれから始まろうとしている。
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by sakura4987 | 2008-07-13 12:38

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