◆日本の若者たち「毎月1000人ずつ共産党入党」…なぜ?
(世界日報 2008/10/20)
日本の自動車会社トヨタに通う大森修司(30)氏は6月、日本共産党に入党した。彼は大学卒業後、非正規職にしか就いておらず、現職場でもいつも不安を感じていた。
それと共に、ますます政府と資本主義に対する不信がふくらみ、共産党ならば、そのような若者たちの悩みを解決してくれそうだという気がした。大森氏は「労働者問題に共産党ぐらい関心がある所はない」と入党理由を明らかにした。
18日、英テレグラフによれば、日本共産党員は毎月1000人の割合に増加しており、そのうち大部分は20、30代だ。若者たちは志位和夫共産党委員長の議会演説場面をインターネットで観ながら、熱狂している。
彼らの関心事は「安定した働き口」だ。現在、日本の勤労者の44%はパートタイムで仕事をしており、3人中1人は臨時職だ。若い世代であるほど状況は深刻だ。25~29歳の失業率は全体平均の2倍を越える10%に肉迫する。
日本共産党はこれを機会とみて、来月の総選挙で躍進するという期待感に満ちている。議席数が10席に至らない小政党だが、党員数(41万5000人)から計算すれば、共産党執権国家を除き、全世界90カ国の共産党の中で最も規模が大きい。