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◆【次代への名言】10月28日・嘉納治五郎



 (産経 2008/10/28)


 ■「自ら省みて素行を修め品格を高くし、外国人より尊敬を受けるようになる、それが真の愛国である」(嘉納治五郎『青年修養訓』)


 柔道の創始者であり、東京高等師範学校長、そしてわが国初の国際オリンピック委員会(IOC)委員だった文武両道の人、嘉納治五郎は万延元(1860)年のきょう、兵庫・御影(現・神戸市東灘区)で生まれた。語学にすぐれ、満17歳の年に最初期の東大に入学するほどの俊才だったが、「きわめて虚弱なからだであって、他から軽んぜられた」ことから、すたれた存在ではあったが「柔よく剛を制す」という柔術を学ぶようになった。

 嘉納はそれまで、「非常な癇癪(かんしゃく)持ち」だったが、柔術で身体が鍛えられると精神的に安定し、その勝負や練習が人生の縮図であることを悟る。そこから、「道が根本で術はその応用」という哲学が生まれ、「柔道」が誕生する。嘉納が説く「道」とは冒頭のことば、さらには後に提唱する「自他共栄」であろう。

 「品性の力によって磨かなければ、如何(いか)に良好な才能も到底十分に発達する事は出来ぬ。これに反して品性の力で磨いたならば、さほどでもない才能も相応にその光輝を発しむる」。やはり『青年修養訓』からの一文だが、昨今の柔道界や相撲界に対する警句だけにとどめるのはもったいない。教育界、そして日本人が銘ずべき道-と考えたい。
by sakura4987 | 2008-11-03 10:15

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