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◆イージス艦情報漏洩 情報管理、組織的に不備



 (産経 2009/10/29)


 イージス艦情報漏洩(ろうえい)事件で、判決は防衛秘密の「業務者(取扱者)」として指定を受けた者以外への情報の受け渡しは漏洩に当たると認定した。松内純隆被告の非だけでなく、情報管理で組織的に不備があったことも強調。防衛省・自衛隊の保全意識の甘さが指摘された形だ。

 「防衛秘密の保全意識が欠落」。判決は、世話になった上官の頼みで安易に防衛秘密を漏らした松内被告の行為を厳しく非難。被告は背中を丸めて判決を聞いた。

 防衛省の調査では、松内被告を含め38人の関与が判明。イージス艦情報が広範囲に漏洩した実態が浮き彫りになり、「いつ外部に流出してもおかしくない状態だった」(海自幹部)。

 「日米同盟にもある程度、影を落とした」。赤星慶治海上幕僚長は28日の会見でそう述べた。防衛省幹部も「こんなに簡単に特防秘を漏らすのかという不信感を米側に植えつけた」と認める。米軍が情報管理の徹底を強く求めてくるきっかけにもなった。

 流出した資料には、イージスシステムのレーダーの周波数や探知機能などが記載。イージスシステムは米国にとって国防上の「秘中の秘」で、外部に漏れれば能力が失われかねない。その危機感は、検察側が流出資料の秘密の部分を黒塗りにして証拠提出したことにもうかがえる。

 イージス艦搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)などで弾道ミサイルを迎撃するミサイル防衛(MD)では、日米のイージス艦同士の情報共有もいっそう強化される。だが、ある幹部自衛官は「自衛隊には高度な作戦情報は提供できない」と、米側から通告されたという。

 防衛省では、平成16年にファイル交換ソフト「ウィニー」による情報流出が続発。私用パソコンの職場への持ち込みや業務用データの職場外への持ち出しを禁じたが、後を絶たない。今年に入ってからも演習データ入りのUSBメモリーの紛失、私物パソコンからの情報流出が発覚している。

 「データを持ち帰るなといわれても、業務量を減らしてくれるわけではない。自宅で訓練計画を作成しないと、とても処理しきれない」と海自幹部は漏らす。

 国防に携わる者に職責の重大さを教える判決となったが、日本の安全を左右する情報流出に歯止めをかけるには、日々の業務を含め、抜本的改革を防衛省が組織として求められている。
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by sakura4987 | 2008-11-03 10:18

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