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◆家庭の崩壊、離婚増加、少子化 高齢化社会の到来控えるオーストリア



 (世界日報 2008/11/18)


 労働者人口も減少へ 10年後 4人に1人が60歳以上

 オーストリア日刊紙ザルツブルガー・ナハリヒテン(十月二十九日付)は少子化後に訪れる高齢化社会を一面トップで詳細に報道した。

 オーストリア統計局のデータによれば、オーストリアの現人口は約832万人だが、2030年には900万人を突破し、50年には952万人に増加すると予測されている。すなわち、今年に比べて14・5%増加するわけだ。

 その主因は出産率の上昇ではなく、移住者の急増と長寿命だ。例えば、70歳以上の国民は現在、約66万人だが、12年後には85万人に増加する。60歳以上の国民が全体に占める割合は現在、22%だが、十年後には25%以上、二十年後には30%を超えると予測されているのだ。

 具体的には、60歳以上の人口は185万人から3○年には281万人に、50年には325万人に膨れ上がる。それと同時進行で、若年層人口の減少が進む。15歳以下の人口は現在、129万人で全体の15・5%だが、30年には14・5%に、50年には13・5%と低下していく。

 一方、労働者人口は今後、6、7年間は増加するが、その後は減少するという。518万人の労働者数は14年には527万人でピークに到達。その後、移住者の増加にもかかわらず、30年には490万人に減少する。すなわち、少ない労働者で多くの年金受給者を支えるという社会が生まれてくるわけだ。

 同紙は「移住者の増加で高齢化社会を支えるという予測は難しくなってきた。高齢者の再雇用の拡大や移住者の社会統合政策の強化などが一層、必要となってきている」と指摘はしている。

 社会の高齢化の背景には、少子化とともに、家庭の崩壊、離婚の増加といった社会現象がある。昨年の離婚率は49・5%だった。この数字は2組に1組が離婚したことを意味する。

 数としては2万516組の夫婦が離婚した。もう少し詳細に見ると、離婚した夫婦の結婚平均年数は9・2年。結婚初年に離婚した夫婦は全体の1・4%。過去二十年間で離婚率は29・5%(1988年)から2007年の49・5%と急上昇している。もっと「驚くべき現実」は首都ウィーンの昨年の離婚率が何と64・2%だったのだ。

 問題は、「どうしてオーストリアでは離婚が多いのか」という点だ。社会学者は、女性の社会進出と、それに伴う女性の自立性の拡大など、さまざまな理由を挙げるが、それらはオーストリア一国だけに見られる現象ではない。

 オーストリアの女性は昔、子供をたくさん生んだ。多産の代表はハプスブルク王朝時代、国母と呼ばれたマリア・テレジア女王(一七一七-八〇年)だ。女王は七年戦争をプロイセンのフリードリヒ二世と戦いながらも16人の子供を生んだ。そのテレジア女王が現代に生きていたならば、ビックリするような社会状況が生まれているのだ。

 結婚件数は年々減少し、それに呼応して出産件数も減り、その一方、離婚件数は急上昇しているのだ。結婚を夢見、立派な子供を生み、育てたいという、半世紀前までは当然であった人間の願望を再び蘇らせることができるだろうか。本格的な高齢化社会の到来を控え、オーストリア国民は深刻な課題を突き付けられている。
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by sakura4987 | 2008-11-20 11:30

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