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◆【あなたを忘れない 戦没者遺骨収集のいま】



 (産経 2009/2/3)

 http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090203/asi0902030827001-n1.htm


 ■国家のプライドの問題だ

 「国のために命をなげうった人たちじゃないですか。国の責任で帰すのは当然のこと。国家としてのプライドの問題だ」
 最近、いろんな機会をとらえて遺骨収集の問題を訴えている。NHKの番組で「話したい」というと、最初は渋っていたディレクターもカットをせずに放送してくれた。異例のことである。活動を知って、資金援助を申し出てくれたスポンサーもあった。「それは、やらなくちゃいけないよね」と。

 昨年、超多忙のスケジュールを縫ってフィリピンへ2度、渡った。熱帯のジャングルの洞穴で放置されたままの無数の遺骨を目の当たりにした。きれいな歯が残っていて、20歳前後と思われる遺骨も多い。「故郷に帰りたかっただろうな」と思うと胸が詰まった。
 海外での戦没者の5人に1人強(約52万人)がフィリピンで亡くなっている。そのうち、祖国に戻ることができた遺骨は、いまだ約13万人にすぎない。

 「激しい戦闘があったレイテ島では、約8万人が亡くなっている。補給もないまま、追い詰められて…。1万人以上が立てこもってひとりも帰らなかった山もある。その遺骨の多くが、いまだに帰っていないんです」

 遺骨収集の問題は、“時間との闘い”でもある。戦後60年あまりが過ぎ、情報はどんどん少なくなる。「急がなきゃ」と思う。なのに、政府の遺骨収集事業ははかばかしい成果が挙がっているとはいえない。政府高官から“幕引き”を示唆する発言が飛び出したこともあった。

 「あの戦争に正面から向き合っていないと思う。こんなことでは今後、国のために命をかける人はいなくなる。政治の力で『絶対に連れて帰るんだ』という意思を示してもらいたい」

 かつて、富士山やエベレストのゴミの問題に取り組んだときも最初は冷ややかだった。だがいろんな場所で深刻さを訴えて協力を呼びかけ、今では大きなムーブメントになった。

 「僕の役割はできるだけ多くの人に『伝える』こと。ほとんどの国民は遺骨収集のことをよく知らないのです。でも、反響は思ったよりすごい。確かな手応えを感じてますよ」

 昨年末、遺骨収集事業が民間にも開かれる道筋ができた。この3月、自分の手で遺骨を帰すべく、今一度、フィリピンへ向かう。

                   ◇

 本土以外の戦没者は約240万人。その半数の遺骨が未帰還だ。遺骨収集の「いま」を追う。(喜多由浩)

                   ◇

【プロフィル】野口健
 のぐち・けん 35歳 昭和48(1973)年、米ボストン生まれ。25歳のとき、7大陸最高峰世界最年少登頂記録を達成。遺骨収集問題、環境問題に取り組む。
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by sakura4987 | 2009-02-04 11:55

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