★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆【断 潮匡人】越せない一線



 (産経 2009/2/11)


 2月5日付朝刊1面の「海自の武器使用拡大」と題した朝日記事は「海警行動では外国船を守れないことや、武器使用が正当防衛・緊急避難に限られる」と書いた。この記事に限らずマスコミ報道はすべて不正確である。

 海警行動を定めた自衛隊法82条に「外国船を守れない」とは書いてない。政府が勝手にそう解釈しているだけだ。権限を定めた93条にも「武器使用が正当防衛・緊急避難に限られる」とは書いていない。それは武器使用ではなく危害射撃。新聞もテレビも根拠法令すら読まずに報道している。

 朝日3面に掲載された「海賊船射撃 越す一線」はさらに性質が悪い。「なし崩しの武器使用権限の拡大には批判も根強い」と世論を誘導する。私も「なし崩し」には反対だが、まず事実を正確に報じてほしい。記事は「海上犯罪は海上保安庁で対応するのが筋で、各国横並びで軍艦を出すことはあまりに安易だ」との水島朝穂早大教授のコメントも掲げる。

 海賊抑止は国連海洋法条約上「すべての国」の義務であり、「軍艦、軍用航空機その他政府の(中略)船舶又は航空機」が拿捕(だほ)権限を持つ。昨年10月には「特に海軍艦艇・軍用機の展開によるソマリア沖公海上における海賊行為に対する戦いに積極的に参加することを要請する」安保理決議1838が全会一致で採択された。「安易」もクソもない。

 今後「海賊船射撃で越すべき一線」とは、集団的自衛権行使の壁である。良くも悪くも、今の政府に一線を越す勇気などない。
[PR]
by sakura4987 | 2009-02-11 16:50

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987