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◆「エンゼルバンク」著者が教授



 (ニフティ 2009/2/11)

 http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20090211-02/1.htm

(週刊朝日 2009年2月20日号掲載) 2009年2月11日(水)配信


 正社員の「クビ切り」を進めるといっても、企業が必要とする人物に退職を強いるわけはない。企業が目をつけるのは、どんな社員なのだろうか。

 都内にある大手企業の人事部経験者が明かす。

 「真っ先に辞めさせられるのは勤態不良(きんたいふりょう)』。要するに、社内の規則や制度を守らない、勤務態度が悪い社員のこと。景気のいいときは甘かったが、これからは厳しくなっていく。『寝坊した』なんて理由で遅刻するのも許されません」

 企業の担当者もリストラするのは心苦しい。理由を探すとき、ルール違反は、格好の材料になる。また、

 「今までは異動に関しても『自分のやりたい仕事じゃない』という反論を許してきたが、これだって本来は業務命令違反です」(前出の人事部経験者)

 ルール違反や異動拒否者にペケがつくのはわかりやすい。では、そうでない大多数の社員の中で、どういう人物がリストラ候補にあげられやすいのだろうか。

 編集部が教授をお願いしたのは、サラリーマン経験があり、現在「週刊モーニング」で転職をテーマにした漫画「エンゼルバンク」を連載中の三田紀房(みたのりふさ)さん。東大受験ブームを巻き起こした「ドラゴン桜」の作者としても有名だ。


 「エンゼルバンク」には、実在の転職エージェントをモデルにしたというカリスマ転職代理人・海老沢康生という人物が登場し、転職を希望する人を前に、こう言い放つ。

「人の価値は、自分で決めるんじゃない。決めるのは相場だ!」

 会社という市場で、価値の低い社員はリストラの対象になり、転職も失敗するというのだ。

 海老沢にそんなセリフを言わせる三田さんによると、価値が低いのはまず、こんな社員だ。


①自分の会社のことを他人事のように話す

 会社が苦しいとき、いちばん必要とされるのは、同じ組織のメンバーとしてがんばってくれそうな人だ。そういった姿勢は、自分の会社についてどう語るかでわかるという。

 「『うちの社長はリーダーシップがないんだよ』とか、自分の会社について評論家のようなことばかり言う人がいます。そういう社員はダメですね。当事者意識がまったくない。厳しいときこそ、『自分は何ができるか』を考えられる人が必要とされているのです」


②社会常識がない

 意外に多いのが、平気で遅刻をしたり、首から携帯電話をぶら下げたまま初対面の人と会ったりする、当然身につけておくべき常識が欠けている人だという。

 「中にはコートを着たまま応接室に入ってくる人もいます。まさかと思うでしょうが、若者だけでなく年配の人でもけっこう常識のない人っているんですよ」


③いつも不平不満を口にしている

 会社や職場について不満を口にするのは、だれでも経験がありそう。でも、それにも限度がある。

 「こういう仕事をしたいという前向きなビジョンを持たず、現状についてグチグチ文句ばっかり言ってる人はダメ。そういう人ってマイナスのオーラを放っているから、すぐにわかるんです。そんな人と一緒にいたら職場の雰囲気が悪くなる」


④いつも人間関係がスムーズにいかない

 「3番目に挙げた『いつも不平不満を口にしている人』の不満の約9割って、社内の人間関係についてなんです。何度も言いますが、チームワークがきちんととれることが大事なのです」


⑤会社という市場で主導権を握っているのは自分だと勘違いしている

 「会社側の要望に合わせて、ある程度は柔軟性を持って仕事ができなければいけない。面接で、企業側に『行ってあげてもいいわよ』と高飛車な態度をとる人がいるんですが、こういう人はうまくいきませんね」

 会社が必要としているのは素晴らしい実績でも特別なスキルでもないらしい。

 「よく『オレは一人で1億円の利益を上げたんだ』とか過去の実績をアピールする人がいますが、経営側からすると『それ、何年前の話ですか?』という感じ。実績なんて、1年たって次の決算のときにはゼロになってしまう。会社が興味を持つのは『今何をする? 将来何をしたいの?』ということなんです」

 これらの条件に、ドキリとした人も多いのではないだろうか。

 もっとも、三田さんが挙げたのは、もっぱら都会型の大企業の話。地方の中小企業は社員のリストラに別の物差しがあるという。

 これまで経営不振に陥った企業300社以上の再建をしてきたベンチャー・テクノ・キャピタル社長の是松孝典さんは言う。

 「僕の会社にSOSを出してくるのは地方の3次請負や建設会社、旅館など地元に密着した中小企業が多い。そういう会社だと、人員整理の優先順位は、社内よりも地域のヒエラルキーで決まるんです」

 辞めさせたい課長がいても、その課長が地域の消防団長をしているなど地元の名士だったりすると辞めさせられない。また、経営側と労働側、双方の子供が同じ小学校に通っていれば、「クビ切りをして自分の子供が学校でイジメられるんじゃないか」と決断できない、そんなことも多いらしい。社員の人格や能力とは別のところで選ばれているのが現状だという。

 でも、経営者としての是松さんが最後まで残したいというのはこんな社員だ。

 「私の経験では、いちばん頼りになるのは、黙々と一生懸命仕事をするやつ。そして、お客さんのところに骨身を惜しまず顔を出す、足で稼ぐやつですね」

 初心忘るべからず、ということでしょうか。
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by sakura4987 | 2009-02-18 13:23

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