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◆【産経抄】 (産経 2009/3/13)




 先週のNHKのドラマスペシャルは、戦後の混乱期に、吉田茂の側近としてGHQと渡り合った、白洲次郎の生涯を描いていた。その白洲が、よく口にした言葉が「プリンシプル(原則)」だ。

 昭和44年に雑誌に発表した論文「プリンシプルのない日本」のなかで、「安保」賛成の政府と、破棄を主張する「革新連中」の両方に苦言を呈した。自分のふところ勘定だけで防備すれば、いくらかかるかという原則を、なぜ国民の前で議論しないのか、と。

 埼玉県蕨(わらび)市のフィリピン人中学生、カルデロン・のり子さん(13)は、不法入国が発覚した両親とともに、17日に強制送還の可能性がある。日本で生まれ育ったのり子さんが、言葉のわからない土地で暮らすのはあまりに気の毒だ。法務省は、親族が面倒をみることを前提に、のり子さんの滞在と、娘に会うために両親が再入国することを認める異例の提案を行った。

 しかし支援者たちは、一家全員を日本に残せと、譲らない。不法入国を認めない、という原則を、崩せということだ。首をかしげるような主張は、ほかにもある。全国の公立高校で、授業料が未納のまま卒業する生徒が後を絶たないようだ。奨学金の滞納者の多さも目に余る。

 それぞれ事情はあろうが、授業料を払い、借りた金を返すのが、原則のはずだ。それなのに、一部のメディアは、未払いの生徒に卒業証書を渡さなかった高校側と、奨学金の滞納者を信用情報機関に通報することにした日本学生支援機構への非難に忙しい。

 白洲は、ときに妥協も必要だと言いつつ、日本人と議論していると、原則がどこにあるのか、わからなくなってしまうことが多いと嘆いた。そんな日本人の性癖は、ちっとも変わっていない。
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by sakura4987 | 2009-03-14 12:04

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