2009年 04月 29日
(世界日報 2009/4/25) ロシアといえば、かつて共産主義の総本山であった。ソ連時代、徹底した宗教弾圧・反宗教教育が行われた。現在のロシア人は、少なくとも何倍も日本人より信仰心があると思われる。ソ連時代は「神を信じる」と言えば社会的に抹殺されたが、今では「神を信じない」と公言すれば選挙で勝てない。 当初、「ロシア正教の復活は一過性の流行りだろう」との見方もあった。しかし、礼拝に出てみて、「これは信仰なしでは無理だ」と思うのである。なぜか? プロテスタントやカトリックの教会には椅子がある。しかし、ロシア正教の教会には椅子がなく、立って礼拝を受ける。礼拝は三時間ほど続く。祈りと聖歌が延々と続き、信者たちは十字を切りながら、ひたすら聴く。 「……しんどい」 不信心者の筆者は集中力が続かず、周りの人の顔を観察した。どの人も、恍惚としている。椅子に座っていれば美しい聖歌を聞き熟睡するところだが、立っているので眠ることもできず、トランス(恍惚)状態に入ってしまうのだろう。 四月十八日から十九日にかけての深夜、ロシア正教で復活祭の礼拝が行われた。正教の総本山「救世主キリスト教会」の礼拝には、メドベージェフ大統領、プーチン首相も出席した。 キリル総主教が「キリストが復活した!」と叫ぶと、全信者が「まさに復活した!」と大声で叫び返す。怖い者知らずのKGB男プーチンも、キリストの復活を喜ぶとは。 2009年 04月 25日
(HEAVEN 2009/4/22) 画像にはご注意ください。 http://chiquita.blog17.fc2.com/blog-entry-4217.html イラク民兵が同性愛者へのあらたな拷問として、肛門を接着剤で閉じるという方法を使用していることがわかりました。 これはイラクの衛星テレビ局、アルアラビアの電子版が20日に伝えたもので、それによるとバクダッド東部、シーア派が多く居住するサドルシティの人権グループが、ここ数日のうちに同地区の同性愛者のかなりの数が殺害されたことを告発したことをうけて、アラブの著名な人権活動家がこのあらたな拷問方法を説明しています。 その方法とは同性愛者の肛門に、アミリガムと呼ばれるイラク製の強力な接着剤を塗り、閉鎖してしまうというもので、その上で下痢を起こさせるように水を飲ませ、最悪の場合には死に至らしめるといいます。 接着剤は手術でもしなければ取れないほど強力で、サドルシティではすでに60名以上の同性愛者がこの拷問をうけたという報告もあがっているとのことです。 2009年 04月 13日
(産経 2009/4/10) ■「私は大声で叱(しか)る。私はまだかつて嫌いになった人に逢(あ)ったことがない…どころでない。けれども実は好きだから叱る」(淀川長治) 「嫌いになった人に逢ったことがない」とは、100年前のきょう、神戸で生まれたこの人のモットーだった。「好きだから一瞬無茶苦茶に嫌いになる」と続く冒頭の文章は、エッセー集『映画と共に歩んだわが半世紀』にある。 半世紀前の天皇陛下のご成婚とともにテレビ時代の到来を告げた、少し早口の「サヨナラおじさん」。淀川さんによって映画ファンになったという方も多かろう。でも、画面で親しみのある笑顔を絶やさなかった淀川さんには別の、激しい顔があった。ある高名な作家がチャプリンの『独裁者』のラスト、人類愛を説く独演のシーンを「あれはチャプリン個人の演説。映画としては失敗」と批判した。それに対して淀川さんは映画誌の随筆で記した。「愚かなことばだ」 その豊かで強い感受性を文章の世界にもっともっと振り向けてほしかった。次の一節は、淀川さんの文才を伝えるほんの一例、最愛の母への追想である。 《医者がいま、ご臨終と知らす。その母に私は口をよせて「ありがとう」と告げた。すると死のまえの母の目からひとしずくの涙が落ちた。生命は消える一瞬まえまで、誰が何をささやいているかがわかっている》(『淀川長治自伝』) 2009年 04月 08日
(産経 2009/4/7) ■「われ浄土宗を立つる意趣(理由)は、凡夫(ぼんぷ)の往生を示さんがためなり」(法然) ではどうすれば往生(極楽にゆくこと)できるのか。平安後期の1133年のきょう(旧暦)、生を受け、激動の世を生きた浄土宗の開祖、法然の答えは革命的だった。ただ「念仏(「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えること)せよ」だという。 往生するには至誠心(しじょうしん)(まことの心)と深心(じんしん)(一念に信じる心)、回向発願心(えこうほつがんしん)(行いによって往生を願う心)の「三心」が必要となる。しかし、ほかの宗派では厳しい修行の末、やっと1000人に数人が往生できるのに対して、法然は念仏によって三心はだれにでも自然にそなわる、とした。また自身は酒色を絶ったが、「魚を食わぬものが往生するなら猿(さる)こそしよう」と喝破して僧侶にも肉食や妻帯を許し、極悪人すら一度の改心の念仏で往生できる、と説いた。 いでよ、現代に法然-と切に思う。このやわらかな教えを曲解した不心得者や名望に対する他宗派の嫉妬(しっと)によって法然は74歳を目前に一時流罪となるが、不平を言うこともなく、心は益々(ますます)すみわたった。民衆の中に生き、清貧を貫いた彼は晩年、寺社の建設をすすめる弟子にこう言った。「私の寺社は全国に満ちている。貴賤(きせん)の別なく、念仏を唱える者。これはみな私の寺社である」 2009年 03月 21日
(産経 2009/3/21) ふくろうよ 面癖(つらぐせ)直せ 春の雨 小林一茶の名句の1つだが、これがソウル中心部の名所、光化門交差点の高層ビルの玄関に大きく掲げられ話題になっている。ビルは「教保(キョボ)ビル」といって韓国の有名保険会社「教保生命」の本社で、地下にある韓国最大の超大型書店「教保文庫」でも知られる。 「教保」つまり「教育保険」で名を成した会社だけに知的事業に熱心だ。その一環として約20年前から、ビル玄関の壁面に「絵と詩」のあるしゃれた感じの大きなパネルが掲げられていて、人びとを楽しませてきた。パネルの中心は詩で年に4回、季節ごとに変わる。そのパネルに今年の春、新しい詩として一茶の俳句が登場したのだ。 これまで内外の有名詩人の詩が使われてきたが、日本人の作品は初めて。しかも俳句からというのは憎い。もちろん韓国語に翻訳されていてハングルで横書き。韓国語では俳句の12文字が「顔をちょっとゆるめてはどうか/ふくろうよ/これは春雨じゃないか」と18文字に訳されているが意は十分に伝わっている。 韓国も経済危機で大不況。春なのに街の人びとの表情はこわばって、さえない。そこで一茶の句を借りて「春が来たんだから、ふくろうみたいなしゃちこばった顔をしていないで、ちょっと表情でも変えてみてはどうなの」というわけだ。日本の官庁街やビジネス街にもこんなユーモアと余裕が欲しいですねえ。 2009年 03月 21日
(産経 2009/3/21) ■「境(きょう)(環境)、心(しん)に随(したが)つて変ず。心垢(けがらは)しければ境濁(にご)る。境、閑(しづか)なるときは心朗(ほがら)かなり」(空海『性霊集(しょうりょうしゅう)』) 835年のきょう、真言宗の開祖、空海が高野山奥院で没した。彼自身は詩文・手紙文集である『性霊集』に「能書(のうしょ)(字の上手な人)は必ず好筆(よい筆)を用ゐる」と記した。が、それとは逆の意味のことわざで有名な「弘法大師」は死後に醍醐(だいご)天皇から贈られた諡(おくりな)だ。 さて、驚くなかれ。空海は「日本最初の思想小説家」だったという。その作品とは、23歳のときにつづった『三教指帰(さんごうしいき)』である。 「学問をすれば高給が約束される。きれいな妻に山海の珍味のごちそうも夢ではない。しかも親孝行にもなるのだ」 儒学者の亀毛(きもう)先生は知人の甥(おい)にこう説教する。「何を欲深いことを」と割って入った道学者の虚亡隠士(きょむいんし)だが、諸欲を捨てているようでよく聞くと不老不死に執着する。そこに容貌(ようぼう)は見すぼらしいが仏の化身といえる仮名乞児(かめいこつじ)が現れ、仏教こそが我執(がしゅう)にとらわれた人の心を救う思想である、と説き、全員が深く帰依する-。 『三教指帰』には現代にも十分通じる面白さと深さがあるが、それだけではない。「『文章は経国(国家経営)の大業』という当時の考え方の見本となる名文」。中国思想史家、福永光司と司馬遼太郎が対談したさいの結論である。 2009年 03月 14日
(産経 2009/3/12) http://sankei.jp.msn.com/world/america/090312/amr0903121702014-n1.htm 米国の昨年のキリスト教徒人口が1990年より10ポイント少ない76%にとどまる一方、信仰する宗教を持たない人はこの間にほぼ倍増し、15%に上ったことが12日までに、米トリニティ・カレッジの宗教動向調査で明らかになった。 キリスト教が国民生活に浸透し「宗教国家」とも呼ばれる米国の世俗化が進んでいる表れとみられる。昨年の大統領・議会選で敗れた共和党保守派はキリスト教右派を支持基盤としており、こうした変化は政治潮流にも影響を与えそうだ。 全米の成人5万4000人超から聞き取り調査した結果、自分は「キリスト教徒」と答えた人は76%で、1990年の86%、2001年の77%からさらに減った。昨年の米成人人口は2億2800万人超のため、1億7340万人超がキリスト教徒とみられている。 2009年 03月 14日
http://news.cocolog-nifty.com/cs/catalog/cocolog-news_article/catalog_world-200903091857_1.htm アメリカ現地時間3月5日から、ワシントン州で尊厳死が合法となった。しかし、余命6か月以内の末期患者のみという条件がつけられている。 さらに、尊厳死用薬物を入手できるのは同州永住者である18歳以上の成人患者であること、本当に尊厳死を希望するのか何度も確認されること、2人の医師が余命6カ月以内であることを確認することなどが必要とのこと。なお、医師は尊厳使用薬物の処方を拒否してもよいとされており、致死薬は患者自身で投与しなければならないとのことだ。 『Free Republic』には「尊厳死は人間の権利。支持する」「まってました!死は、裁判所や教会、州ではなく、自分や愛する家族が決めるものだ」という意見や「カソリック教会系の病院は法律には従わないとしているぞ」というコメント、「そのうち尊厳死が義務化しそう」「死ぬのにもお金がかかりそう」と危惧する者や「新しいビジネスチャンス」との見解を示すものもいた。 ちなみに、アメリカで尊厳死を最初に合法化したのはオレゴン州であり、1997年から現在までに340人が死を選んでいる。大半が末期がん患者だそうだが、法律があるからといって皆が死を選ぶわけではなく、あくまで選択肢の一つとして捕らえているようである。 日本でも尊厳死や安楽死の是非が問われているが、法律で認められる日は果たしてくるのだろうか。 ■washingtonpost http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/03/01/AR2009030100978.html 2009年 03月 04日
(ニッカンスポーツ 2009/2/26) http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090226-465331.html 自民党の森喜朗元首相は26日夜、党参院議員のパーティーであいさつし、オバマ米大統領の施政方針演説に触れ「最後に『この国に神のご加護を』と言ったら、みんなわーっと拍手をした。私は『神』と言って怒られた。今もって忘れない悔しさだ」と述べた。 森氏は首相在任中の2000年5月に「日本は天皇中心の神の国」と発言。「主権在民が理念の憲法に反する」などと批判された。 2009年 02月 25日
(ロイター 2009/2/24) 米国の研究チームは23日、怒りなどの激しい感情が、一部の人々にとって死につながるケースもある心拍リズムの異常を引き起こす可能性があると発表した。 コネティカット州にあるエール大のレイチェル・ランパート博士率いるチームが心臓病患者62人を対象に研究を行い、心臓病に関する米専門誌「Journal of the American College of Cardiology」にその結果が掲載された。 ランパート博士は、少なくとも影響を受けやすい一部の人々にとっては、怒りが死につながる可能性もあるとしている。 地震や戦争、サッカーのワールドカップ(W杯)での敗戦といった出来事が心停止による死亡率を増加させる可能性については、従来の研究でも示唆されている。 < 前のページ次のページ >
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