2006年 06月 19日
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20060616/20060616_003.shtml 中国、ロシアと中央アジア4カ国でつくる上海協力機構(SCO)が創設5周年を記念する首脳会議を開いた。SCOはイラン、インドなどを準加盟国とし、人口や面積、資源埋蔵量で欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)を圧倒。 「独裁国の集まり」(米研究者)との批判を受けつつもイラン大統領を会議に招き、同国と核開発問題で対立する米国の神経を逆なでした。石油や天然ガスなどの戦略物資を武器に、SCOは米主導の国際秩序に挑戦する。 「SCOは横暴な大国の脅威や、国際問題での彼らの攻撃的な影響力を阻止することができる」 イランのアハマディネジャド大統領は15日、同会議でこう述べ、SCOを米国との対抗軸とみる考えを鮮明にした。 ホスト国中国は「NATOと日米安保条約に挟まれ、脅かされてきた。自らの組織を持ち、米国の圧力を緩和したい」(中国研究者)。このため、SCOの枠組みを重視し、強化を図る。 中国はSCOが「排他的ではない」(劉建超・外務省報道局長)として、米国などに気遣いを示すが、首脳会議への同大統領招待を含め、外交で米国に対抗する動きを見せているのも事実だ。 ロシアも最近はウクライナへの天然ガス一時停止などで米国と対立、米ロは「第2の冷戦」とも呼ばれる外交的緊張関係にある。ロシアが議長を務める主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)も迫り、SCOはロシアにとって、米国に対抗する足場として重要性を増した。 プーチン政権にはSCOを政治、経済に加え、軍事的関係を持つ「NATOに対抗しうる組織」(外交筋)へ脱皮させる意図もありそうだ。米専門家は、旧ソ連を盟主とした冷戦期の軍事同盟になぞらえ、SCOが「新ワルシャワ条約機構」となる可能性に懸念を示す。 だが、中ロとも今のところは、米国と本格的に対立する思惑はないといっていい。中国人研究者は「中国の経済発展に対米協調は欠かせない」と指摘、SCOは「米国けん制の道具」という側面が強いとみる。 (上海、ワシントン共同) 2006年 06月 19日
「戦略目標」「経済協力」を検討 中国、ロシアと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議が15日、上海で開かれる。創設5周年にあたる同機構は、米国抜きで中東から中央アジアの協力態勢をつくる動きを鮮明にしており、米国に対抗する姿勢が明確になりつつある。 同機構の張徳広秘書長は今回の首脳会議について「今後の方向性を決める重要な会議」と述べた。 中国外務省幹部は、「方向性」について▽共通の戦略目標を構築する▽エネルギー、金融、通信など経済協力を進め、最終的には自由貿易区形成も視野に入れる▽加盟国拡大を検討する-と指摘した上で、「ますます重要な政治的存在となる」と述べた。 同機構が米国を牽制(けんせい)する組織としての存在感を強めたのは昨年7月、カザフスタンでの首脳会議で中央アジアからの米軍基地の撤退を求めたことによる。中露主導だった。 米国は2001年の米中枢同時テロ後、テロとの戦いからアフガニスタンへの足場として中央アジアに軍事基地を置いていた。だがその一方で、ウズベキスタン政府による反政府運動弾圧を非難。 こうした米国の姿勢に対する中央アジア各国の警戒感と、米国の影響力拡大を嫌う中露の思惑が重なり撤退要求につながった。 米国は昨年10月、ライス国務長官がカザフ、キルギスを歴訪、同11月にはブッシュ大統領が同機構にオブザーバー参加しているモンゴルを、今年5月にはチェイニー副大統領がカザフを訪問した。 「反米ブロック」拡大に歯止めをかけようと巻き返しに出たわけだが、昨年8月には中露が初の大規模軍事演習を実施、来年には同機構の合同軍事演習が行われ、演習は「反テロ」から戦略的性格に変じている。 張秘書長は中国誌「瞭望新聞週刊」最新号で「北大西洋条約機構(NATO)のような軍事集団にはならない。『東方のNATO』という指摘には根拠がない」と強調するが、米国の「一極支配」を牽制する傾向は強まりそうだ。 今回は米国が「テロ支援国家」と名指しするイランのアフマディネジャド大統領を招く。 ◇ □東大大学院総合文化研究科・石井明教授 ■求心力の維持 課題 上海協力機構(SCO)の前身である「上海ファイブ」は次のような経緯で発足した。かつて中国とソ連は敵対関係にあったが、1991年、中ソ東部国境協定が結ばれ、ソ連崩壊後の94年には西部国境協定も結ばれた。 中国と中央アジア諸国との国境画定交渉も進捗(しんちょく)した。 中国とロシアおよび中央アジア諸国の関心は国境地帯での兵力削減・信頼醸成に進み、96年4月、上海で中露、カザフスタン、キルギス、タジキスタンの5カ国(上海ファイブ)が「国境地区信頼醸成協定」(上海協定)を結んだ。 この協定は軍事演習に相互にオブザーバーを派遣しあい、国境防衛部隊間の友好的な往来を約しており、国境地区の平和と安定を促進した。 翌97年4月には、上海ファイブはモスクワで「国境地区兵力削減協定」を結んだ。その後、上海ファイブの関心は地域協力の推進にも向けられるようになり、特にテロに対しては、2001年の米中枢同時テロ事件以前から協力して対処する方針を打ち出した。 01年6月、上海ファイブはウズベキスタンを加え、上海で上海協力機構成立宣言を出すと共に、テロリズム、分裂主義、過激主義に反対する公約に調印した。 02年6月、上海協力機構憲章を決め、04年1月に北京に事務局を開き、地域協力機構の体裁を整えた。 03年8月にはカザフと中国の新疆ウイグル自治区でテロ対策合同軍事演習(コードネーム「連合-2003」)を実施している。 このように上海協力機構はもともと信頼醸成から出発し、主として反テロ協力を進めてきた。 地域協力機構として発展していくためには反テロ以外の活動を進めていく必要があり、経済貿易協力を進めるための活動を加速することも強調されているが、これはこれからの課題だ。中央アジア共同市場構想もいまだスローガンの域を出ていない。 上海協力機構はまた、開かれた地域協力機構であることをセールスポイントにしており、インド、パキスタン、イラン、モンゴルの4カ国がオブザーバーとなっている。今回の上海での創設5周年の首脳会議にはイランの大統領もオブザーバーとして参加する。 かねてより中央アジア諸国は中央アジアの非核化を推進してきた経緯があり、国際社会から核開発疑惑を持たれているイランの参加には警戒心があろう。メンバーシップの拡大は一面、上海協力機構の発展でもあるが、求心力をどのようにして維持していくかも今後の課題であろう。 ◇ 【プロフィル】石井明 いしい・あきら 1945年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。東京大助手、助教授を経て現職。専門は中ソ、日中関係を中心とした東アジアの国際関係史。著書は「中ソ関係史の研究1945~1950」など。 2006年 06月 19日
エネルギー争奪戦、中央アジアで主導権 ![]() 中国の胡錦濤国家主席は15日、上海で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議で演説、加盟6カ国に加え、インド、モンゴルなど4カ国がオブザーバーとして加わったことを積極的に評価し、同機構の影響力を国際社会でさらに高める構えを示した。 中央アジアが米中露によるエネルギー争奪戦の主戦場の色彩を強めるなか、胡主席は、中国が同機構をフルに利用し、主導権を握る姿勢を鮮明にした。 中央アジアの加盟国の中で最大の資源国カザフスタンへの中国の投資はすでにロシアを上回っており、今年5月下旬には両国間の新設の石油パイプラインが稼働。今月8日には固定電話最大手の中国電信がカザフに進出した。中央アジア各国との通信ネットワークを広げる狙いだ。 ロシア軍基地の拡充などロシアとの関係強化を明言するキルギスとは、9日、首脳会議を前に胡主席がバキエフ大統領と会談、経済協力の強化で合意した。 中国はイランなど中東の石油をパキスタンの港から中国西部に輸送するルートの開設構想ももっている。イランもパキスタンも上海協力機構のオブザーバーであり、中国のエネルギー戦略にとって同機構は重要な役割を果たすことになりそうだ。 中国は上海協力機構の枠組みの中で、ロシアとの関係も強化している。昨年8月には大規模な中露合同演習も実施した。同機構を米国に対する牽制(けんせい)に利用したいという点で中露の思惑は一致する。 しかし“呉越同舟”という側面も見逃すことはできない。ロシア側は、形骸(けいがい)化した独立国家共同体(CIS)に代わる新たな枠組みとして同機構を活用。グルジアなど親欧米派のCIS諸国ブロックへの「対抗軸」とする考えもあるようだ。 中国の関係者は「ロシアは中印にエネルギーを供給することに関して戦略を描いている」とロシアへの警戒感も示している。中国が中央アジア諸国への影響力を拡大すれば、中国に対するロシアの警戒感が高まるのも必至だ。 ◇ 【上海協力機構首脳会議参加国】 ■加盟国 中国(胡錦濤国家主席) ロシア(プーチン大統領) カザフスタン(ナザルバエフ大統領) キルギス(バキエフ大統領) タジキスタン(ラフモノフ大統領) ウズベキスタン(カリモフ大統領) ■オブザーバー国 モンゴル(エンフバヤル大統領) イラン(アフマディネジャド大統領) インド(デオラ石油天然ガス相) パキスタン(ムシャラフ大統領) ■ゲスト国 アフガニスタン(カルザイ大統領) 2006年 06月 19日
6月19日付・読売社説(2) http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060618ig91.htm 中露両国と中央アジア4か国で作る上海協力機構(SCO)が“反米連合”の色彩を一段と強めている。 発足5周年の上海での首脳会議では、「政治体制や価値観などの違いを口実に内政干渉すべきではない」と、宣言に盛り込んだ。 オブザーバーとして参加したイランのアフマディネジャド大統領も、「SCOが強大となり、不法な強権による干渉を阻止すべきだ」と述べた。 SCOは中露など強権、独裁支配の国々が加盟国の大半を占める。名指しこそ避けたが、民主化を求め、影響力の拡大を図る米国を牽制(けんせい)したのは明らかだ。 昨年の首脳会議は、中央アジアの駐留米軍の早期撤退を求めた。今回の首脳会議は、「米国排除」の姿勢を一層強くアピールする舞台となった。 資源が豊富で政治的に不安定な中央アジアは、米中露によるパワーゲームの主戦場の様相を呈している。渦中の米国はもちろん日本など周辺国も、SCOの今後の動向に敏感にならざるを得ない。 中露主導のSCOが、米国の一極支配に対抗する地域機構として存在感を増して行けば、その影響は多岐に及ぶ。 イランを「世界最大のテロ支援国家」と見なす米政府は、アフマディネジャド大統領の首脳会議参加を、テロとの戦いを掲げる機構の目的に逆行する、と強く批判した。 胡錦濤、プーチンの中露両首脳は、独自の核開発路線で国際社会と対立するイラン大統領と会談した。だが、「対話による平和的解決」を確認しただけにとどまった。これでは、イランを利する結果となりかねない。 今回の首脳会議は、SCOの複雑な内部事情も映し出した。 オブザーバーとして名前を連ねるインドやモンゴルは、一方で対米関係の強化に動いている。インドは、首相参加を見送った。モンゴルは、米韓印などに日本もオブザーバー参加する軍事演習を8月に実施することを決めている。 SCOが“反米連合”へと急傾斜すれば、こうした国々がSCOと距離を置く可能性もある。急速に影響力を強める中国への警戒感も、域内各国で高まりつつある。エネルギー問題などを巡る中露両国の思惑は必ずしも一致していない。 胡国家主席は会議で、SCOが地域の平和と安定に寄与する「開かれた組織」である、と強調した。複雑な事情を念頭に、米国との決定的な対決は避けながら、SCOを通じて影響力の拡大を狙う。それが、中国の本音だろう。 パワーゲームは始まったばかりだ。 2006年 06月 15日
イラン核問題への影響懸念 米国が、中ロと中央アジア四カ国で構成する上海協力機構(SCO)の動向に神経をとがらせている。SCOは十五日に上海で首脳会議を行うが、年々「反米軍事ブロック」の色彩を強めているためだ。 首脳会議には、オブザーバー国(準加盟国)であるイランのアハマディネジャド大統領が参加し、正式加盟を求めるとみられている。 これについて、ブッシュ政権一期目に国防副次官補(アジア・太平洋担当)を務めたピーター・ブルックス氏は「イランのSCO正式加盟は、核開発に対する米国と欧州連合(EU)の圧力に穴を開けることになる」と懸念を表明。 また、SCOは反テロを掲げていながら、「世界一のテロ支援国家」(ブルックス氏)であるイランとの関係を強化していることにも疑問を呈した。 米国は、中ロ両国が中央アジア地域から米国の影響力を排除するために、SCOを利用しているとみている。 SCOは昨年七月の首脳会議で採択した共同宣言で、中央アジアからの米軍の早期撤退を要求。 その後、米国はウズベキスタン南部のハナバード空軍基地の閉鎖を余儀なくされたほか、キルギスからも首都ビシケク郊外にある基地の使用料を百倍に値上げすることを要求され、交渉が続けられている。 今年三月、米上下両院合同の米中経済安全保障見直し諮問委員会で証言したロドマン国防次官補(国際安全保障担当)は、中ロ両国が中央アジア地域から「われわれを追い出そうとしている」と指摘。 昨年八月に中ロが実施した合同軍事演習へのオブザーバー参加を求めたものの、中国から拒否されたことに強い不満を示した。 SCOは来年、ロシア領内で反テロを目的とした合同演習の実施を予定するなど、次第に軍事関係を強化していることから、米国内では「アジア版ワルシャワ条約機構」と見る向きもある。 また、核保有国の中ロと天然資源を豊富に持つイラン、中央アジア諸国が結束を深めれば、その影響力は大きく、専門家からは「核を持ったOPEC(石油輸出国機構)」になりかねないとの指摘も。 ブルックス氏は「SCOが強力な同盟として固まるのを阻止すべきだ」と主張している。 2006年 06月 12日
上海協力機構は6日、15日から上海で開催される創設5周年記念首脳会談に、イランのアハマディネジャド大統領を招待すると明らかにしました。他に招待されるオブザーバ国首脳はインド、パキスタン、モンゴルです。 ⇒イラン大統領は出席の意向を示しています。 わが国は上海協力機構への関心をほとんどもっていないようです。同機構の役割といえば「中央アジア」ばかりに目が向けられています。 しかし、将来は中共を通じた中ロ海洋進出の主舞台になるのがこの機構の主目的と思います。中ロをつなげる「のり」の役割を果たす同機構は、アジア情勢に今後重大な影響を与えることでしょう。 2006年 06月 02日
中国、ロシアと中央アジア四カ国でつくる上海協力機構(SCO)は今月十五日、発足五周年を記念した首脳会議を上海で開く。 それに向け五月十五日に上海でSCO外相会議が行われ、最も注目されたテーマは、SCO準加盟国であるイランの核開発問題への対処と同国の正式加盟問題だった。 ≪非米軍事同盟の性格に≫ イラン核開発問題についてSCOは、制裁や武力行使に結び付く安保理決議に反対する中ロに同調し、「話し合い以外の解決方法はない」との立場で一致した。正式加盟については「無制限に加盟国を増やすわけにはいかない」と見送る方針を示した。 しかし、中国の李肇星外相は、SCO首脳会議にイランのアハマディネジャド大統領がオブザーバー参加することを明らかにした。 また、二十日のロシア・カザフスタン首脳会談でカザフスタンのナザルバエフ大統領は、SCO首脳会議で「新加盟国受け入れを決める可能性がある」と述べ、イラン正式加盟の可能性を示唆した。 これには懸念を抱かざるを得ない。国連安保常任理事国とドイツの六カ国が外相会合を開き、イラン核開発問題解決に向けた協議を進めているときに、なぜイラン大統領をSCO首脳会議に招き、同国の正式加盟を示唆するのか。 米国は「国連安保理でイラン核問題を協議しているときに、イランが自らの主張を行う別のプラットホームを提供すべきではない」と表明したが、ロシアのラブロフ外相は「SCOは自らの決定に基づき行動する」と突っぱねた。 SCOは昨年、中央アジアの米軍基地に早期撤退するよう事実上要求した。さらに、中ロの大規模軍事演習や、ロシアとSCO準加盟国であるインドの初の合同演習が行われるなど、次第に“非米軍事同盟”の性格を帯びつつある。 四月のSCO国防相会議は、「安保上の新たな挑発と脅威に共同対処すべきだ」との方針を示した。 このため、イランがSCOに正式加盟し、その後ろ盾を得れば、検討されている国際社会のイラン包囲網が機能しなくなる可能性がある。また、軍事制裁という最終的な手段も実行が困難になろう。 話し合いで解決できればそれに越したことはない。が、イランは国連常任理事国の中ロが反対していることから、核開発を進めても制裁はないと読み、安保理議長声明に真っ向から挑戦する国内でのウラン濃縮作業を進める構えだ。 イランは「平和目的」と主張しているが、疑念は極めて大きい。もっとも、イランとしては、核保有国となった隣国のパキスタンやインドに米国がF16、F18戦闘機の供与方針を示し、さらにインドとは民生用核技術提供協定を結ぶ中で、なぜ両国はよくて自国は駄目なのだという思いもあろう。 しかし、イランが核を保有すれば、核兵器がイスラムのテロリストに渡る危険性がある。また、イランは北朝鮮の技術提供によりイスラエルを射程に収める弾道ミサイルを保有する。 安全保障上の危機を感じたイスラエルがかつてイラクの核施設を攻撃したように、イランの核施設を攻撃すれば、中東全域に戦火が広がることも否定できないと指摘する専門家もいる。それは避けなければならない。 ≪強い姿勢こそ説得の手段≫ 国際社会が一枚岩でイラン核開発に反対し、受け入れられない場合は経済的、軍事的制裁も辞さないとの姿勢で臨むことが、イランを説得する唯一の手段だ。SCOがイランを正式加盟させれば、その努力に水を差すことになりかねない無責任な行動である。 2006年 05月 19日
中央アジアの国際政治は地殻変動を起こそうとしている 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成18年(2006年)5月19日(金曜日) 通巻第1467号 日本のような“平和惚け”国家が国際情勢の裏読みを怠るのは当然にしても、西側世界も最近まで、この動きを軽視した。 濃縮ウランによる核開発をあきらめないイランは、中国とロシアに国連での庇護を求め、とくに中国はイランと1000億ドルもの長期契約を結んでガス、石油鉱区開発の正式契約をしている。 イランを梃子にロシアと中国は国連決議に反対したり、棄権したりして西側への挑戦をしているのだが、単細胞のアメリカは中国とロシアを手玉にとってイランを動かすことが出来ず、ついには「イラン制裁」を獅子吼して、日本にアザデガン油田開発の中断という政治圧力をかけてきた。 ルカシェンコ独裁のベラルーシへの失策、ミャンマー政策の完全な失敗(制裁ゲームで遊んでいる内にミャンマーは完全に中国の経済植民地になった)。 しかも、この時期を選んでイラン外相は「夏までにイランは『上海協力機構』(SCO)の正式メンバーとなりたい」と表明した。 これにはむしろ中国が慌て、ほかにもSC0のオブザーバーであるインド、パキスタン、モンゴル諸国にも少なからぬ動揺をあたえた。 大げさに言えば近未来に中央アジア版NATOを中国軍人を最高司令官として結成しようという動きだからである。 ジャン・フィリッペ・ビジャ(パリ国際研究センター<CERI>主任研究員)は「あきらかな西側秩序への挑戦だ」と唱えた。 またグレン・バークレー豪国立大学教授(キャンベラ)は、「西欧と中央アジアのあらゆる意味での地殻構造上のシフト(Tectonic Shift)であり、西側はもっと関心を持つべきだろう」(INSニュース、5月126日付け)と注意を喚起している。 2006年 05月 18日
(西日本 06/5/15) http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20060515/20060515_039.shtml 中国・上海で15日始まった中国、ロシアと中央アジア4カ国が加盟する上海協力機構外相会議は同日、準加盟国、イランの核問題について「交渉を通じて解決すべき」(タジキスタンのナザロフ外相)との認識で一致、制裁などに反対してきた中ロ両国への支持を確認し、閉幕した。 さらに、イランのほか、インド、パキスタン、モンゴルも加えた準加盟国との協力関係を強化するため、協力手続きなどを規定する文書の制定で合意。6月15日に上海で開催される同機構の首脳会議で採択する。 テロ対策の一環として麻薬取り締まりを強化するため、「反麻薬センター」を設置し、同機構と協力関係にあるアフガニスタンに麻薬対策への積極参加を求めることでも一致した。 2006年 04月 28日
(CRI 06・4・26) http://jp.chinabroadcast.cn/151/2006/04/26/1@61957.htm 中国の温家宝首相は26日北京で、「上海協力機構の各加盟国は協調と協力をさらに強め、新しい脅威と新しい挑戦に共に対応するため、この地域で平和、協力、開放、繁栄、調和の取れた発展の環境を作るべきだ」と語りました。 これは温家宝首相が上海協力機構国防相会議に参加しているロシア、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、カザフスタンの国防相や国防次官と会見した際述べたもので、「上海協力機構が創立して5年間、各加盟国は『相互信頼、互恵、平等、交渉、多様な文化を尊重し、共同発展を求める』ことを核心とした『上海精神』に則って、善隣友好関係や互恵協力を促し、著しい成果を収めた」と上海協力機構を評価しました。 < 前のページ次のページ >
|
アバウト
検索
カテゴリ
■マスコミ全般
■マスコミ(NHK) ■マスコミ(朝日新聞) ■大東亜戦争・東京裁判関連 ■南京大虐殺について ■領土(尖閣・竹島・北方等) ■人権・同和・子供の権利 ■介護・年金・少子・高齢問題 ■公明党・創価学会 ■北朝鮮関連・拉致など ■国旗・国歌・愛国心 ■夫婦別性問題 ■教育(教育基本法・愛国心) ■教育(ゆとり・学力低下) ■教育(読書・国語・英語) ■教育(歴史・教科書問題) ■教育(子育て・家庭、道徳) ■教育(日教組問題) ■宗教・心・精神 ■感動の話・誇れる話 ■我が国の現状(情けなさ) ■御皇室・神話・建国 ■治安・犯罪・暴力団など ■医療・福祉行政について ■男女共同(性教育・家庭科) ■靖国神社 ■抗議・要望先 ■憲法問題 ■国際問題・国連問題 ■経済・税金・産業・宇宙 ■政治家・官僚関連 ■支那関連 ■韓国問題 ■自衛隊・軍隊・防衛問題 ■自殺について ■脳死について ■国家のあるべき姿 ■環境・食料問題・農業 ■提言:凛とした風を! ■日本人としての生き方 ■中東情勢について ■民主党について ■在日関連資料 ■日韓併合について ■中国人・朝鮮人強制連行 ■戦後賠償について ■遺棄化学兵器 ■従軍慰安婦問題 ■外国人参政権問題 ■過激派・左翼の実態 ■請願・決議の文章 ■スパイ事件・情報機能 ■台湾問題 ■ロシア関連 ■731部隊 ■支那事変全般 ■自由民主党 ■アメリカ事情 ■無防備宣言 ■地方自治体について ■外務省の醜態 ■高金素梅 ■ODA関係 ■東アジア共同体 ■裁判所・弁護士の異常 ■共産党・社民党 ■上海協力機構 ★その他 ★★講演用-重要資料 ■朝日社説・天声人語 ■人権擁護法案 ■ネットワークの成果 ■南シナ海 ■対馬 ■太平洋島嶼国 ■エネルギー・資源 ■民主化運動について ■インド関連 ■中南米関連 ■教育行政全般 ■アフリカ関連 ■東南アジア関連 ■朝鮮総連関連 ■核問題 ■日経新聞・社説 ■毎日新聞・社説 ■読売新聞・社説 ■共同通信社 ■TBS ■産経新聞・社説 ■朝鮮人の恨めしさ ■フリーター・ニート ■外国人労働者・移民問題 ■地方分権問題 ■現政権の動き ■APEC・ASEAN ■オーストラリア関連 ■EU関連 ★明治維新 ■自治基本条例・住民投票 ■ヨーロッパ関連 ■日本海呼称問題 ■健康には ■ユニバーサル社会基本法 ■沖縄問題 ■リーダーとは ■日本人の和の心 ■日本人の誠の心 ■日本人の勤勉の心 ■日本人の信仰心 タグ
我が国の情けなさ(391)
売国奴たち(208) 抗議・要望先(190) ◆講演会-資料集(147) 東京裁判(117) データ・世論調査など(99) 少子化問題(70) 竹島(59) 同性愛(53) 東シナ海・ガス田(49) 支那人の恨めしさ(36) 支那・スパイの活動(10) ネットワークの成果(10) 教育の愚かさ(9) 支那の外交(9) 支那・侵略の戦略(9) 支那・軍事力(7) 政府の無駄使い・あきれ話(7) 中央アジア(2) 支那・環境問題(1) メモ帳
ライフログ
お気に入りブログ
以前の記事
2009年 06月
2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 最新のトラックバック
おすすめキーワード(PR)
ファン
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||