◆「橋下知事に渡すな」…学テのデータで豊中市教委
(読売 2009/4/23)
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20090423-00123/1.htm
21日実施された第3回全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、大阪府豊中市教委は22日、近く府教委に対し、市町村別結果のデータを橋下徹知事に提供しないよう要望する方針を明らかにした。
昨年のテストで、市教委が教科別平均正答率を非公表としたのに、府教委からデータを受けた橋下知事が公表に踏み切ったためで、山元行博・市教育長は「知事にデータが渡れば、市町村教委の判断が損なわれる」としている。
学力テストの市町村別結果を巡っては、文部科学省の実施要領で市町村教委が自主的に公表の是非や範囲を判断するよう定められている。豊中市教委は昨年、市町村の序列化への懸念を理由に、設問別平均正答率のみを公表した。
しかし、橋下知事は「教育予算の査定に必要」として、府教委から各市町村の教科別平均正答率の提供を受けた。その後、市民団体などから情報公開請求を受けると、完全非公表とするなどしていた一部自治体を除く豊中市など32市町分を開示した。
同市教委は、今年のテストでも教科別平均正答率を公表しない方針。一方、橋下知事は「データを受けるのは当然で、公開するかどうかは情報公開条例に基づいた判断だ」と話している。
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