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◆【写眼】船尾修「岩と稲」(平成15年) 日本人の心の源流求めて



 (産経 2009/4/25)


 日本人とは何なのか。写真家の船尾修(48)は、アフリカやアジアの民族や風俗を撮影する過程で、そんなことを強く意識するようになったという。相手は日本人の宗教観や精神的な背景を聞きたがった。言葉を尽くすが、なかなか理解してもらえない。そのうち自分自身が日本人の心の源流をよく知らないことに気付いた。「写真は被写体と対峙(たいじ)する仕事。自分のことが分かっていないと、相手を撮れない」

 8年前、大分県国東半島に東京から移り住んだのは、そんな思いからだ。古代仏教文化が栄えた土地。旧跡の熊野磨崖(まがい)仏など石仏が多く、地元の神をあがめる民衆信仰、火をつけた棒を振り回す奇祭「ケベス祭」など独特の風俗が今も生きていた。「ここなら日本文化の基層が見つけられる」。レンズの向こうには、信仰や風習が混然一体となった生活があった。異なる価値観をも抱え込み、自然をおそれ敬う人々の暮らし。「要するにカミサマホトケサマ。“何でもあり”が日本人だと思った」

 掲載作の光景は、移り住んだ2年後の秋に出くわした。黄金色の稲穂の中に、デンと居座った大きな自然石。「収量は減るのに、岩をどかさない。何の変哲もない岩に神聖なものを感じているのでしょう」。五穀豊穣(ほうじょう)を願うご神体のような存在だろうか。異物とはとらえず、受け入れる。日本人の精神性の一端を、表しているようにも思える。(堀晃和)

                   ◇

 ■船尾修写真展「カミサマホトケサマ」

 5月24日まで東京・西新宿のエプソンイメージングギャラリー・エプサイトで。入場無料。無休。午前10時半~午後6時。独特の民衆信仰が今も息づく大分県国東半島の祭りや風俗、自然を収めたカラー作品80点を展示。TEL03・3345・9881。


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by sakura4987 | 2009-04-25 12:53

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