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◆海自情報流出 モラルの低下が露呈した

平成18年2月27日 産経新聞

 防衛庁・自衛隊の不祥事が相次いでいる。防衛施設庁の元技術審議官ら三人が米軍基地の土木建築工事の競争入札妨害(談合)で再逮捕されたのに続き、海上自衛隊が保有する大量の軍事情報が、護衛艦「あさゆき」の海曹長が所有するパソコンから、ファイル交換ソフト「ウィニー」を通じてインターネット上に流出した。

 陸自でも精強部隊である第一空挺(くうてい)団の二等陸曹が、イラクに行きたくなかったと万引して取り押さえられ、四十日間の停職処分を受けた。

 国家の防衛は高いモラルや士気を保ち続けなければ全うできない。小泉純一郎首相は海自の情報流出に関連、守屋武昌防衛事務次官を呼び、「国民の信を失う事案だ」と叱責(しっせき)した。防衛庁・自衛隊は自浄努力を尽くし、信用回復に全力をあげる必要がある。

 流出した軍事情報は、艦艇のコールサインや射撃訓練結果を連絡する際に使用する側方観測換字表など「秘」に属する情報とされる。より重要度の高い「機密」「極秘」扱いの情報漏れは確認されていない。コールサインなどは別のものに切り替えられたが、部隊運営などへの影響が懸念される。

 問題は安全保障に関する情報管理のずさんさだ。通信業務を担当し、「極秘」情報まで扱うことが認められている海曹長は、職場のパソコン内にあった秘密情報を無断でCD-Rに落とし、自宅に持ち帰っていた。防衛秘密を外部に持ち出すことは防衛庁の訓令で禁じられているのにである。

 しかも昨年九月には自衛隊病院に勤務する医官の私用パソコンから患者の医療情報がウィニーを通じて流出した。防衛庁は情報管理の徹底を指示したばかりだ。それだけに今回の流出は隊員個人や組織の情報管理の甘さにとどまらず、背後にはモラルの低下という大きな問題が内包されている。

 自衛隊員は入隊時に「ことに臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」と宣誓する。自らの生命を国家・国民のために提供するのである。それは義務だけではなし得ない。高いモラル感があってこそはじめて可能になる。そのためには国家が与える名誉などの社会的処遇に加え、国民が自衛隊に期待を寄せることが支えになるということにも留意したい。
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by sakura4987 | 2006-02-27 08:49

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