◆被害者数、中国側に誇張 抗日戦争で研究者指摘
【北京31日共同】中国の歴史研究者が、抗日戦争による日
中双方の死者数などで中国側資料にしばしば誇張があり、正確
かつ理性的に歴史を記録するべきだと訴える評論を31日付の
中国紙、新京報に発表した。中国で戦争被害者数の誇張を批判
するのは珍しい。
執筆者は抗日戦争研究者の王錦思氏。誇張の例として、遼寧
省瀋陽の博物館が中国戦線で200万人の日本兵が死亡したと
しているが実際は45万人だったことなどを挙げた。中国の軍
人の死傷者数についても「一致した定説はない」と言い切った
。
また、旧日本軍の細菌戦について、山東省のある研究者が、
日本政府に損害賠償を請求している細菌戦被害者の原告に「あ
なたが言う死者数がそのままの死者数だ」と述べ、裏付けは必
要ないとの姿勢を示していたことも指摘。「抗日戦争研究でも
“偽物製品”は攻撃しなくてはならない」と訴えた。

