◆中国軍艦が砲身向け威嚇-警戒監視中の海自機に
http://www.sanspo.com/sokuho/1001sokuho083.html
東シナ海の日中中間線付近で中国が開発を進めているガス田「春暁」周辺で9月
初め、海上自衛隊のP3C哨戒機が中国海軍の軍艦5隻を初めて確認した際、う
ち1隻が一時、砲身をP3Cの方に向けたことが1日、政府関係者の話で分かっ
た。
P3Cの早期警戒レーダーに、軍艦がレーダー照準を合わせたことを示す警報は
出ず、防衛庁は威嚇目的とみているが、エネルギー開発をめぐって日中の対立が
続き、中国海軍の活動が活発化している東シナ海の緊張状態があらためて浮き彫
りになった形だ。
中国の軍艦が確認されたのは、9月9日午前9時ごろ。海自第1航空群(鹿児島
県・鹿屋基地)のP3Cが、日中中間線から約2キロ中国側にある春暁周辺の海
域で、最新鋭のソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦(7、940トン)1隻とジャ
ンフーI級ミサイルフリゲート艦(1、702トン)2隻を含む中国の軍艦計5
隻を発見した。
政府関係者によると、5隻は日中中間線は越えず、春暁を回り込むように航行し
ていたが、ミサイルフリゲート艦1隻が艦首部の砲身が2つ並ぶ100ミリ連装
砲砲塔を旋回させ、砲身を上空で監視するP3Cの方に向けた。乗員はその瞬間
を写真撮影したという。
P3Cは対処マニュアルに従って、直ちに現場から離脱。軍艦が外国航空機に自
艦から離れるよう呼び掛ける際には、赤い煙の出る信号弾を発射するのが通例だ
が、それはなかった。P3Cはミサイルや魚雷を搭載できるが、今回のように通
常の警戒監視活動中は積んでいない。
防衛庁幹部は「撃つつもりはなかっただろうが、明らかな脅しであり、軽率な行
動だ」と不快感を示している。

