◆少子化対策 児童手当7割「有効」
用途に疑問「家計の足し」3割 女性意識調査
平成17年10月9日(日) 産経新聞
内閣府の「少子化社会対策に関する子育て女性の意識調査」で、
少子化対策に効果的な施策として、七割近くの人が児童手当の拡充
など「経済的支援」を挙げていることが八日、分かった。ただ、児
童手当を受給したことのある人の約三割が「家計への足し」を用途
として挙げており、経済的支援の効果に疑問符もつく結果となって
いる。
調査は今回が初めてで、今年二月から三月にかけ、子供を持つ二
十-四十歳代の女性四千人を対象に実施(有効回答率は56・5%)
した。
少子化対策で重要な施策について複数回答で聞いたところ、
経済的支援措置が69・9%で他を引き離してトップ。
次いで保育所などの拡充39・1%
▽出産・育児休業や短時間勤務37・9%
▽再就職支援36・1%-の順。
経済的支援の具体的な内容としては、
保育料・幼稚園費の軽減67・7%
▽乳幼児(例えば六歳未満)の医療費無料化45・8%
▽児童手当の金額の引き上げ44・7%
▽児童手当の支給対象年齢の引き上げ42・5%-などが多かった。
児童手当については75・6%が「少子化対策に役立つ」と答え
た。ただ、受給経験者の利用目的は
「特に用途は決めず月々の家計に足して使う」(30・1%)
が最も多く、本来の
「子供のミルクやおもちゃ、衣服などの子育て費用」(28・0%)
などを上回った。
児童手当は小学校三年までを対象に毎月第一、二子は五千円。
第三子以降には一万円が支給される制度(所得制限あり)。国会
では、公明党が来年度から支給対象を「小学校六年まで」に引き
上げるとともに、所得制限を大幅に緩和することを求めている。

