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◆空自、対中の緊急発進が最多に 上半期30回 ガス田付近周回

(産経-11・9)

 航空自衛隊の中国軍機に対するスクランブル(緊急発進)が急増し、
今年度上半期(四-九月)だけで計三十回あったことが八日、空自の
内部資料で明らかになった。

 十月以降も数回あったため、対象機の国別集計を始めた平成七年度
以降で、過去最多だった平成十年の三十回を既に超えた。中国がガス
田開発を進めている日中中間線付近で、中国の洋上哨戒機Y8Xなど
による周回飛行が続いているためで、空自幹部は「交信、電波情報を
収集している」と分析している。

 中国軍機以外を含むすべての緊急発進回数も、今年度上半期は昨年
同期(九十二回)を上回る計百三回にのぼっており、年間回数も昨年
度(計百四十一回)を超えるいきおい。

 資料によると、今年度上半期はロシア機に対する緊急発進も七十二
回と例年よりやや多かった。

 中国軍機の活動活発化に伴い、西部航空方面隊の築城(ついき)基
地(福岡県)、新田原(にゆうたばる)基地(宮崎県)からの緊急発
進は今年度上半期で二十八回と過去二年の回数を上回っており、フル
稼働の状態になっている。

 背景について空自幹部は、「中国空軍の装備が近代化し、情報収集
機器の調達・整備が進んだことがある。東シナ海で収集した情報はス
クリーニングやパターン化されて着々と蓄積されているはずだ」と指
摘した。

 また、別の防衛庁関係者は「中国軍は東シナ海での潜水艦や軍用機
による情報収集に躍起になっているが、この背景には台湾有事の際に、
制海権や制空権をいち早く確保して米軍や自衛隊の動きを牽制(けん
せい)する意図がある」との見方を示した。
by sakura4987 | 2006-03-15 05:06

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