◆紳士の国の旅客機長がキレた!酔っ払い乗客を小島に置き去り刑!
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200512/sha2005123101.html
酒癖の悪い乗客は島流しならぬ“島落とし”の刑じゃ!! リゾート地
に向かっていた英国発の旅客機で、酔っ払って乗員らを口汚くののしり、
悪態をつきまくったアイルランド人男性(53)が、途中の着陸予定が
ない大西洋の小島に置き去りにされていたことが30日わかった。同機
は4時間遅れたが、他の乗客は機長の英断を大絶賛。機内の迷惑行為に
は内外を問わず厳罰が待っているのでご注意を。
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国内では“騒音おばさん”が話題を集めた今年のドンづまりに、英国で
はこんな“騒音おじさん”が出現!! よほど大迷惑だったのだろう。
航路を変更してまで離れ小島に置き去りという、航空史上まれに見る珍
事となった。
27日午後4時過ぎに英国マンチェスターの空港を飛び立った英モナー
ク航空チャーター便。アフリカ・モロッコ西岸の大西洋に浮かぶスペイ
ン領カナリア諸島のテネリフェ島に向かった。欧州で人気が高い常春の
リゾート地で正月休暇を過ごそうという約210人を乗せて離陸からほ
どなく、事件は勃発した。
搭乗時にはすでに酔っているように見えた中年男が、客室乗務員を大声
でののしり始めたのだ。
乗るやいなやワインをボトル4分の1ほど飲み干して、さらにワインを
要求したが乗務員は「NO」。これに立腹、わめき散らした。どんなに
なだめても騒ぎは収まらず、仲裁に入った他の乗客に対してもからみだ
す始末でヒートアップするばかり。
同航空によると「肉体的な暴力はなかったが、非常に口汚い言葉を再三
使った」とか。これを延々と続けられたらたまらない。そこで機長は決
断した。
テネリフェ島に向かう途中の大西洋上には、ポルトガル領マデイラ諸島
がある。この中の小島、ポルトサント島でこの男を降ろそうというのだ。
事前に同島の空港に無線連絡して緊急着陸。待ち構えた地元警察官が4
人がかりで、騒ぎ続ける男の手足を持ってうつぶせ状態にして、機内か
ら引きずり降ろした。隔離に成功した同機はそのままバイバ~イ。目的
地到着は約4時間遅れ。ふつうなら乗客から文句も出そうだが、不平を
言う人は1人もいなかった。
同航空の広報担当者は「今回の措置はすべての乗客のため。こうした振
る舞いは許せない」と自信満々に主張する。
置き去りにされた男は英北西部ランカシャー州在住の53歳アイルラン
ド人。警察に連行された後はおとなしくなって事情聴取にも素直に応じ、
29日にはカナリア諸島に向かった。
男は年明けにポルトガル本土の裁判所に出頭するよう命じられた。ポル
トガルの法律で裁かれることになるが「航空機内での破壊的行為」の最
高刑は懲役2年という重大な犯罪なのだ。
同様行為は日本の航空法でも50万円以下の罰金。飛行機に乗る人は、
忘年会やおとそ気分はほどほどに-。
★日本では無名の「砂漠の島」
男が置き去りにされたポルトサント島は、約10キロ四方の小島。人口
は約4000人で、草木が少なく「砂漠の島」とも呼ばれる火山島。日
本では無名の島でホテルも数軒しかなく観光客もほとんどいないが、米
大陸発見前のコロンブスが一時居を構え、この島の長官の娘と結婚した
ことで知られる。この島から南西にフェリーで2時間ほど行くとマデイ
ラ島がある。マデイラ島は「大西洋の真珠」と呼ばれ、特にワインが有
名な欧州有数の避寒地だ。

