◆教科書検定で「日韓関係険悪な局面に」…韓国メディア
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060329i418.htm?from=main4
【ソウル=平野真一】韓国の聯合ニュースは29日、文部科学省が来年度の高校教科書検定で竹島(韓国名・独島)を日本領土だと明確に記述するよう求めたことについて、「小泉首相の靖国神社参拝などで悪化している日韓関係がさらに険悪な局面に発展することが予想される」と報じた。
ニュース専門テレビ局YTNも「独島問題をめぐる日韓の摩擦が再び表面化する恐れがある」と伝えた。
日韓関係は昨年以来、靖国問題などを巡って急速に冷却化。韓国側は日本に対して<1>小泉首相の靖国参拝中止<2>竹島への領有権主張の中止<3>正しい歴史教育の実施――などを求めている。
◆竹島、尖閣26カ所に意見/文科省の高校教科書検定 (四国 06・3・29)
http://www.shikoku-np.co.jp/news/kyodonews.aspx?id=20060329000316
文部科学省は29日、2007年度から使用される高校教科書の検定結果を公表した。地理歴史、公民では竹島と尖閣諸島の記述で、日本の領土であることが明確に分かるように政府見解に沿った記述を求めるなど、26カ所に検定意見が付いた。
学習指導要領の範囲を超える「発展的内容」が全体に占める割合は理科4・3%、数学1・8%にとどまったものの、前回検定で「範囲外」として削除された理科総合Aの「加速度」などが全教科書に復活。ゆとり教育の転換で、内容を基礎基本に絞る「厳選」路線は緩和される傾向が定着した。
学力低下批判を反映し、教科書のページ数は前回と比べ国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の6教科すべてで増加。特に数学12・4%、理科8・3%と理数系の増え方が目立った。

