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◆【速報】平松茂雄氏:台湾承認を躊躇えば日本は中国に併呑される

 6日、文京シビックホールにて平松茂雄元杏林大学教授の講演会が行われ、連休のなかびにもかかわらず、100名が出席した(台湾研究フォーラム・在日台湾同郷会主催)。

 平松氏は「台湾は日本の生命線」というテーマで講演を行った。このテーマは李登輝氏が10年ほど前に日本に向けて語った言葉だが、今、現実になっている。北朝鮮の拉致問題よりも、台湾が中国に取られたら日本は終わりなのだ、と注意を喚起した。

 台湾は第一列島線上にあり、中国の海を南シナ海と東シナ海に二分している。フィリピンとの間のバシー海峡は日本のシーレーンとなっている。中国はわざわざ朝鮮(半島)をとらなくても、台湾を取れば、朝鮮や日本は中国のものになる。

 毛沢東は国際社会で政治的発言力を持つために通常兵器を捨てて核兵器を選んだ。大変な戦略家である。

 実際に中国は核兵器を持つことで国連での代表権を認められている。中国の核・宇宙・海洋開発は、米国に対抗する発言力を持つための一体のものである。

 中国は、国際海洋法条約を利用して、南沙諸島における岩に高床の建物を建てて人を住ませ、経済水域を確保するなど、海への拡大を着々と進めていた。

 80年代には南シナ海を固め、その次は東シナ海と予測し、対策を呼びかけたが、日本政府は現場以外は聞く耳を持たなかった。たとえば沖ノ鳥島に対して、パトロールすら行っていなかった。

 現場が情報を送っても東京で関心が無いために情報が止まっていた。

 東シナ海の石油開発について、問題視し、やめさせるよう政府に提案したが、「中間線の中国側でやっている」としてアクションが行われなかった。

 中間線と言うのは、双方の権利のある範囲が重なっている中間なので、中間線より中国側にも日本は権利を主張できる。

 実際に中国は中間線より日本側に権利を主張している。日本側での開発を断固阻止すると言っていたのに、試掘もされてしまった。落し所であるはずの中間線を、日本は権利の範囲のように扱ってしまった。

 最近、中国が日本側を含む領域に航行禁止領域を指定して、日本側が抗議して、ひっこめたという事件があった。これは日本側の抗議を受けて引っ込めたのではない。単純な間違いだったのだろう。

 中国は、意図的にやったのなら引っ込めるはずが無い。これは上海へパイプラインが通じている平湖と宝雲亭の間にパイプを敷くための工事のための航行禁止であり、緯度を間違えて公告したものと考えられる。

 その南にある春暁は寧波および平湖との間にパイプがすでに敷設されており、航行禁止にする必要がないからだ。

 この問題について、日本側は、「中国からの通告が無かった」としているが、これまで通告が行われていることを考えるとおかしい。

 おそらく二階通産大臣に遠慮して、海上保安庁が通告を公にしなかったために、政府では通告が無かったとしているのではないか。

 また日本側の経済水域でも、日本政府は中国の調査に許可を出している。非常に詳細な調査を行っているが、これは潜水艦作戦のための調査であろう。

 また沖ノ鳥島付近は、中国は日本の経済水域であることを認めず、通報なしに調査している。その狙いはグアムから米軍が台湾へ来れないように機雷を敷設するためである。

 台湾と中国の問題は、米軍が動かなければ台湾に勝ち目が無い。アメリカが台湾を支援できないように手を打っているのである。核もそのためである。

 アメリカにとってニューヨークやワシントンに核を打ち込まれることと台湾とどちらが大切かは明確だ。アメリカを押さえれば、台湾は脅すだけで政治的解決できるというのが、中国の「平和解決」である。

 中国の核ミサイルについて専門家は精度が劣っているとして、脅威を直視していないが、必ずしも大統領執務室に命中させる必要は無いのだ。

 今、韓国は中国に擦り寄らざるをえなくなっている。日本はこのままではどうにも出来ない。陳水扁は立場を明白に出来ないでいるが、中国の圧力の前にそのようになった韓国のことを考えれば、陳水扁の苦悩は良く分かる。

 台湾が取られれば、日本は中国の属国になることが確定する。どうすればいいか。簡単だがなかなか出来ない答えがある。それは、日米が台湾を国家承認して連携することだ。


●質疑応答

Q.東シナ海の石油開発、日本がこれからやるのでは遅いのか?

A.中国は一貫して中間線より日本側での権利を主張している。日本側が開発に着手しても、中国による実力行使の恐れがある。

 そのときにどうするか?自衛隊は何かと「法律がない」ことを口実にしている。法律が必要なら作ればいいと言っているのに、なかなか作っていないので期待していない。


Q.日米が国民党政権復活を後押しするような言動を行っており、台湾が取られる心配がある。

A.日本が、いくら優れた通常兵器を持っていても、核兵器で脅されたら出番が無くなる。毛沢東が考えたように、バカにされないためには、核武装ではないか。

 対中ODAと陸上自衛隊を減らせば日本も核兵器を持てると書いたので、陸上自衛隊は怒っているだろう。中国の「一国二制度による台湾統一」というのは現実的だ。

 アメリカは台湾の武器購入について、潜水艦対策をするように勧めている。バシー海峡を台湾に守って欲しいのだろう。

 原潜をドイツ・オランダ・ロシアから買わせるつもりだったが、それらの国は売らないといっている。

 『諸君』で森本敏・江畑謙介との鼎談をしたときに、「日本が売ればいいんじゃないか」「もし台湾が原潜を手に入れなければ困るのは日本ではないか」と話したら、誰も反論できなかった。

 しかし、編集ではカットされた。皆さんは、『諸君』・『正論』はいいと思っているかもしれないが、馴れ合いだ。


Q.国は戦って守るか、坐して死を待つかという覚悟が必要ではないか?

A.その通りだ。核を持てば日米関係がだめになる、と反対する人がいる。しかし、フランスの例を考えれば、やってみないとわからない。

 中国が核を持った時に、次は、日本やインドだと世界は見ていた。インドは核を持った。自主性を守るために核が必要になっている。


Q.自らを守ろうとしない日本をアメリカが守るか疑問。

A.先の戦争では、本土決戦を叫んでいた日本が沖縄に上陸されて戦争をやめた。今の時代は、もっと前に、戦争を止めなければならない。核の抑止力が必要だ。

 アメリカが日本の核武装を許すかどうか、日本人は有色人種なので、許さないかもしれない。しかし、中国抑制のためには、日本の核武装を認める方が良いだろう。


文責:台湾の声編集部
by sakura4987 | 2006-05-07 08:31

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