◆福井県がジェンダー論の書籍撤去 東大の上野教授らの本
http://www.sankei.co.jp/news/060511/sha080.htm
福井県が上野千鶴子・東大教授の著書など、ジェンダー論や性教育に関する書籍約150冊を、男女共同参画推進に不適切な内容との指摘を受け、県生活学習館(福井市)の書架から撤去していたことが分かった。
撤去されたのは上野教授の「スカートの下の劇場」や福島瑞穂・社民党党首の「結婚はバクチである」、蔦森樹・琉球大講師の「男でもなく女でもなく」など。
同県によると、県の男女共同参画推進員が「家族の解体を目指すなど内容が過激」と指摘する書籍リストを作り、撤去を要請。県が3月下旬、同館の事務室に150冊を移した。同館は男女共同参画と生涯学習のための施設で、関連書籍約4300冊がある。
県は「内容を確認するため一時的に書架から移した。確認後、早急に戻したい」としている。
この問題で今大地晴美・同県敦賀市議らが11日、西川一誠知事に抗議文を提出するとともに、同日、県監査委員に住民監査請求書を郵送した。