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◆上海協力機構/イラン包囲網に水を差すな (世界日報 06/6/1)



 中国、ロシアと中央アジア四カ国でつくる上海協力機構(SCO)は今月十五日、発足五周年を記念した首脳会議を上海で開く。

 それに向け五月十五日に上海でSCO外相会議が行われ、最も注目されたテーマは、SCO準加盟国であるイランの核開発問題への対処と同国の正式加盟問題だった。


≪非米軍事同盟の性格に≫

 イラン核開発問題についてSCOは、制裁や武力行使に結び付く安保理決議に反対する中ロに同調し、「話し合い以外の解決方法はない」との立場で一致した。正式加盟については「無制限に加盟国を増やすわけにはいかない」と見送る方針を示した。

 しかし、中国の李肇星外相は、SCO首脳会議にイランのアハマディネジャド大統領がオブザーバー参加することを明らかにした。

 また、二十日のロシア・カザフスタン首脳会談でカザフスタンのナザルバエフ大統領は、SCO首脳会議で「新加盟国受け入れを決める可能性がある」と述べ、イラン正式加盟の可能性を示唆した。

 これには懸念を抱かざるを得ない。国連安保常任理事国とドイツの六カ国が外相会合を開き、イラン核開発問題解決に向けた協議を進めているときに、なぜイラン大統領をSCO首脳会議に招き、同国の正式加盟を示唆するのか。

 米国は「国連安保理でイラン核問題を協議しているときに、イランが自らの主張を行う別のプラットホームを提供すべきではない」と表明したが、ロシアのラブロフ外相は「SCOは自らの決定に基づき行動する」と突っぱねた。

 SCOは昨年、中央アジアの米軍基地に早期撤退するよう事実上要求した。さらに、中ロの大規模軍事演習や、ロシアとSCO準加盟国であるインドの初の合同演習が行われるなど、次第に“非米軍事同盟”の性格を帯びつつある。

 四月のSCO国防相会議は、「安保上の新たな挑発と脅威に共同対処すべきだ」との方針を示した。

 このため、イランがSCOに正式加盟し、その後ろ盾を得れば、検討されている国際社会のイラン包囲網が機能しなくなる可能性がある。また、軍事制裁という最終的な手段も実行が困難になろう。

 話し合いで解決できればそれに越したことはない。が、イランは国連常任理事国の中ロが反対していることから、核開発を進めても制裁はないと読み、安保理議長声明に真っ向から挑戦する国内でのウラン濃縮作業を進める構えだ。

 イランは「平和目的」と主張しているが、疑念は極めて大きい。もっとも、イランとしては、核保有国となった隣国のパキスタンやインドに米国がF16、F18戦闘機の供与方針を示し、さらにインドとは民生用核技術提供協定を結ぶ中で、なぜ両国はよくて自国は駄目なのだという思いもあろう。

 しかし、イランが核を保有すれば、核兵器がイスラムのテロリストに渡る危険性がある。また、イランは北朝鮮の技術提供によりイスラエルを射程に収める弾道ミサイルを保有する。

 安全保障上の危機を感じたイスラエルがかつてイラクの核施設を攻撃したように、イランの核施設を攻撃すれば、中東全域に戦火が広がることも否定できないと指摘する専門家もいる。それは避けなければならない。


≪強い姿勢こそ説得の手段≫

 国際社会が一枚岩でイラン核開発に反対し、受け入れられない場合は経済的、軍事的制裁も辞さないとの姿勢で臨むことが、イランを説得する唯一の手段だ。SCOがイランを正式加盟させれば、その努力に水を差すことになりかねない無責任な行動である。
by sakura4987 | 2006-06-02 14:00

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