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◆西尾幹二氏のインターネット日記より

「たかんじんのそこまで言って委員会」に出席して

 10月17日に関西より以西で放映されたよみうりテレビの「たかじんのそこまで言って委員会」を早速文字化して下さっているサイト、 「ユウコの憂国日記」があるので、以東の方もここをクリックして、読んで下されば、何があったかは分ると思う。大阪の三人の知人から「良かったよ、胸がスーッとした」と電話があったので、テレビ効果はそれなりにあったに相違ない。

 けれども、出演した本人は肝心な話の内容が全部カットされているので、テレビ局の扱いに大変に当惑し、不満だし、内心怒っている。

 南京虐殺はなかったということは証明できないが、あったという論拠も今やことごとく覆され、証明できず、限りなく「なかった」に近いのだという私の判断はたしか収録されていたはずである。しかし、私はその理由を数点、以下のごとく分かり易く述べておいたのである。

(1)  1941年の蒋介石政府の内部報告書は虐殺があったという認識をもっていない。掠奪や放火はあったとされるが、これも日本軍がやったとは限らない。

(2)  毛沢東が延安で書いた「持久戦について」の中で、日本軍が蒋介石の軍隊を殲滅しなかったのは戦略的にまずかった、とさえむしろ言っている。ここにも大量虐殺の認識はない。

(3)  虐殺を主張してきた日本人学者が主に依拠したのはティンパーリ、ベーツ、ラーベといった欧米の特派員の報告や文書である。しかし彼らは蒋介石政府の顧問であったり、武器商人であったりで、情報撹乱を意図していたスパイであった。証拠能力がない。

(4)  この他に大量虐殺があったと語ったいくつかの証言はすべて伝聞であって、誰かから聞いたという間接証言にすぎない。目撃証言もあるが、それは一人か二人の処刑を目撃したという話であって、大量虐殺の話はひとつもない。

(5)  ハーグ陸戦法規によれば、軍服をぬいだ不法戦闘員、つまりゲリラであるが、これは捕虜として保護される権利を持たない。日本軍が正規の捕虜を処刑したという証言は、昭和12年から東京裁判まで存在しない。

 私は以上の5点を、テレビだから分り易く、例えば「不法戦闘員」などと言わず、「軍服を着ていないゲリラは、捕虜とは認められなかったので処刑されても不法ではなかったんですよ。」という言い方をした。

 戦争のさ中だからゲリラの処刑はあったし、一般市民の誤殺もあっただろうと私は考えている。けれども組織的大量虐殺は考えられない。もしあれば、ナチスのような科学的焼却工場でも作らなければ屍体処理ができない。また殺戮任務の特殊部隊を用意しなければ、殺害自体が不可能である。特殊部隊編成の記録は必ず残る。しかしそういうものは日本軍史には存在しない。

 私の知識はそれほど深くはない。大体こんな程度の莫たる知識しかもっていない。今、専門家の間ではより詳しい、細部に入った論議がなされているはずだが、私は常識の域を越えない。

 ただその程度の予備知識でもテレビの視聴者は知っておくべきと思い、分り易いことばに改めて、ポイントだけ述べておいた。にもかかわらず、ことごとくカットされている。これはひどい。何のために私に南京問題の質問を向けてきたのか分らない。

 私の出演したテレビに関心をもって下さった方は、私に上記の発言があったことも加味して、考えて下さい。



※良い番組だったが、こんな事もあっていたのかと、少し残念に思った。マスコミに関してはその付き合い方も非常に考慮していかなければならないと思う。運動を展開するに当たっては、マスコミの力は必要であるし、片や非難もしなくてはならないし、今後の大きな課題だろう。拉致事件は、さすがにマスコミの良心が動いたようだが、その他の事に関しても理解してもらえるよう、こちら側も努める必要があろう。
by sakura4987 | 2006-06-19 16:57

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


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