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◆人生を変える希望の力 映画「天国の青い蝶」

がんを克服した少年 奇跡の実話描く

 青い蝶を探しに行ったことが、がんを克服するきっかけとなった奇跡を描いた映画「天国の青い蝶」(レア・プール監督)が公開されている。カナダ出身の世界的昆虫博士ジョルジュ・ブロッサール氏と一人の少年の間に起こった実話を映像化した作品。主人公の少年のモデルとなったダヴィッド・マランジェ氏は「夢がかなったことで力がわき、生きる自信につながった」という。(柳谷昇子)

 昆虫学者アラン(ウィリアム・ハート)はある日、車イスに乗った少年ピート(マーク・ドネイト)と母親テレサ(パスカル・ブシェール)に、ブルーモルフォ(青い蝶)を捕まえたいとせがまれる。

 ブルーモルフォは中南米の熱帯雨林にしか生息せず、見られる時期も過ぎた。さらに少年は小脳がんのため余命数カ月と宣告されていた。アランは病気の子供をジャングルに連れていくのは無理だと断るが、少年の熱意に押され旅立つ。度重なる困難の末、二人はついにブルーモルフォに巡りあう。

 奇跡が起こるのは、青い蝶を見てからだ。マランジェ氏は当時六歳。メキシコのアカプルコ(映画は中米・コスタリカ共和国で撮影)に行き、念願の青い蝶を見た後、体調が好転。現在、二十二歳になった。

 「メキシコに行く前は平衡障害で歩行ができず、頭痛ばかり。でも、ブルーモルフォを見てから、体調は相変わらず優れないながら気力は充実してきました。帰国後に二度目の手術をし放射線治療、十八歳まで言語障害の治療や歩行の訓練を受けました。完治とはいえないが、今はがんの再発も告知されていないので、自分の中では治ったと信じています」とマランジェ氏。

 映画はプロデューサー、フランシーヌ・アレールが企画。児童文学作家ピート・マコーマックの脚本でユーモアとエンターテインメント性を加えた感動作に仕上がった。公開後、親類の農園で働くマランジェ氏にたくさんの講演依頼があるという。

 マランジェ氏は「かつての僕と同じく死を宣告された子供たちを前に話すときもあるんです。医学的なことは分からないが、希望が人生を変える可能性があることを体験に基づいて話すだけ。夢がありさえすれば生きられるわけではないが、自分の経験を話すことで少しでも希望と勇気、そして前進する力を持ってもらえれば。人生には、人それぞれの“青い蝶”があるはずです」と希望を持つ大切さを話した。

平成 16年 (2004年) 8月 20日 金曜日
by sakura4987 | 2006-06-20 14:06

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