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◆糺の森を守りましょうね

平成17年4月16日(土)産経新聞

 京都には世界文化遺産が、十七あります。その一つ、下鴨神社(賀茂御祖神社)は、社記によると紀元前にまで遡(さかのぼ)る日本最古のお社の一つです。ここが特筆すべきなのは、鎮守の森(糺(ただす)の森)も、遺産に登録されていることです。

 というのも、この森、原生林の植生を残しているのです。百万都市に、このような原生林が残っているのは、奇跡に近い。世界ではほかに例がないのだそうです。神の住まう森として、崇(あが)められてきたのでしょう。

 原生林は庭ではありません。そこだけで一つの生態系を築いています。ですから、景観を優先して、落ち葉をかき集めたり、無闇に手を入れてはいけないんですね。

 ところが最近では、住宅に近接している部分の樹木は、ときおり枝を落としているのだといいます。あまり大きな声で言えませんが、まわりの方から苦情がくるらしい。枯葉がすごいですからね、道にも積もります、庭にも入ります。

 一方では、それを見た人から、大事な木を切るとは何ごとだ、という意見が寄せられる。神社の方たちは、板挟みです。百万都市と原生林の共生が評価されての世界文化遺産ですからね。相互の理解、協力がなければ維持できない、むずかしい問題なんですね。

 また森の中のめずらしい植物、キノコなどを持ち帰る人たちも、あとを絶たないのだとか。きっと国有林だと思っておられるんでしょうね、と神社の方は、多くのことを言下に含ませながら、おっしゃるのでした。灯台もと暗し。もしかすると観光客のほうが、京都の世界文化遺産を評価しているのかもしれませんね。




※言われてみれば、都会の中で緑があるのは、神社しかないのに気が付く。私は毎月2回、早朝の老人会の神社清掃に参加しているが、楠の大きさに感心しながら、その姿に見とれる事が多い。

清掃をしていると、何月に一番落ち葉が多いかも良く分かるし、季節感も味わえるし、いろいろといい事もある。毎朝お参りをして会社に行く人もいる事を知った。

緑に囲まれた中で、清掃奉仕をし、2礼2拍手1礼の日本神道の作法に則って、毎月を始める事は自分にとっても非常に良い事で、背筋に一本棒が入る感じがする。

現在は、物質的には豊かな社会になったが、精神は何かに追われる様に貧困になっている。その原因の一つが、お祈りというか、神仏への挨拶というか、お参りが出来ていないという事ではないだろうか。

少しの時間でも、自然や神仏との時間を共有して、一体感を味わう事が、実は精神の豊かさに繋がっていくのだと思う。真の豊かさとは、自由の範囲が広がる事になるのだろうが、それは心が何にも執着していない状態のことを言うのだろう。

考えてみると、神仏といい、自然といい、執着から離れた存在こそが、もっとも豊かさを象徴しているものだし、その豊かさに触れる事によって、自分も少しは豊かな気分というものを味わえると思う。

欲に縛られ、自分の事で精一杯の人を見て、豊かな人とは絶対に思わないが、これは、お隣の3国を見ているとよくわかる。どこにも豊かさが感じられない。

出来れば一日の内の朝と晩に、わずかな時間だけでも豊かな気持ちを取り戻したいものだし、忙しい時間であっても、時折、その気持ちを思い出す事によって、その瞬間が潤いあるひと時になれば、その一日は充実したものになるのではないだろうか。

環境問題というが、森を大事にする日本の文化を教えていけば良いだけだし、我が国は自国の文化を大事にすれば良いだけの事だ。その様な事は省みず、何か新しい事をしなければならないという発想が、悲しくなってくる。

日本人はすべからく、原点に戻って、まずは自分の地域にある神社に手を合わせ、自分の家に神棚を祭る事から始めるべきではないだろうか。
by sakura4987 | 2006-06-20 14:22

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