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◆離れて暮らす家族に「きょうも元気だよ」 


安否確認サービス ポットやガスが“見張り番”

メールで確認 体調の変化もキャッチ

 一人暮らしの年老いた親は大丈夫かな? そんな不安を持つ家族に代わって行う「安否確認サービス」が注目を集めている。電気ポットやガスの利用状況、家の中での動きなど高齢者の生活行動がデータとして家族の携帯電話やパソコンに送られてくる。緊急時だけでなく、日常生活からさりげなく見守る仕組みだ。(田中夕介)

≪無線通信機を内蔵≫

 横浜市青葉区の吉田敦子さん(八七)=仮名=は、六年前に夫を亡くしてから一人暮らしだ。長男夫婦、長女夫婦とは別々に暮らしている。敦子さんは食事のたびに電気ポットを使っている。ポットを使うことで、長男夫婦と長女夫婦は「お母さんは今日も元気だ」と安心する。

 この電気ポットを使ったサービス「みまもりほっとライン」(フリーダイヤル0120・950・555)を提供しているのは、象印マホービン(大阪市)。ポットには無線通信機が内蔵され、電源を入れたり使ったりすると、そのデータがNTTドコモのパケット通信網を通じてシステムセンタに送信される。このデータはインターネット経由で一日二回、携帯電話やパソコンにメールで定期的に届く(図)。

 敦子さんは「ポットは毎日使っているので、何の違和感も感じない」。以前、電話が通じず、家族が心配したことがあった。しかし、ポットを使っている形跡はあった。結局は電話の受話器が外れていただけだった。敦子さんのデータを午前九時半と午後八時に受けている嫁の治子さん(五六)も、「姿が見えるような感じがして安心」と話す。

 象印マホービンの特機営業部マネジャーの若杉晋輔さんは「普段の生活をそっと見守ることができる。見慣れたポットだから意識することなく生活になじむ」と説明する。契約料五千二百五十円、月額利用料三千百五十円で、特別な工事は必要ない。

 ポットと同様に日常的に使っているガスで安否を確認するサービスが、東京ガス(東京都港区)の「みまも~る」(フリーダイヤル0120・117・744)。同社ステーション24カスタマーセンターの木村道彦さんによると、システムはこうだ。

 ガスの使用時間帯と量が通信機能付きのガスメーターを通じてメールで送られる。安否とともに、食事の支度や入浴などの生活パターンも分かる。メールの送信は一日二回、一回、〇回(ホームページの照会のみ)から選ぶことができる。

 利用は同社の営業エリア内。契約料は象印マホービンと同額の五千二百五十円だが、月額利用料は千五百四十三円と割安だ。

≪センサーで行動も≫

 松下電工(大阪府門真市)の「みまもりネット」(フリーダイヤル0120・801・541)は、ポットやガスといった一定の利用ではなく、家の中での動きそのものが分かる。

 居室や寝室、玄関、トイレなど各部屋に赤外線センサーを設置。センサーが空気の温度差で人の動きを感知し、「朝起きて寝室を出た」「リビングにいる」「外出した」-などの動きがパソコンや携帯電話に一日一回、メールで送られてくる。一時間ごとに二十四時間の動きをE(玄関)、T(トイレ)、B(寝室)、L(居室)などの記号で表示される。

 同社広報部は「お年寄りの生活スタイルに左右されることなく、きめ細かな動きが分かる。何回もトイレに行っている場合、『食あたりかな』と異常のサインにもなる」と話す。契約料一万五千七百五十円、月額利用料三千百五十円で、設置を電器店に頼む場合は設置料一万五百円がかかる。

 異常事態が発生してから知らせるのが緊急通報システム。しかし、日常生活を見守ることに重きを置いた安否確認サービスは、生活リズムの崩れから体調の変化などを早めにキャッチできる。疎遠な両親に電話をしてみるきっかけにもなる。

 「二、三日してようやく死亡しているのが分かったとしたら、残された家族は後を引く」。敦子さんは「元気だよ」という気持ちで使っているという。

                  ◇

 平成十六年版高齢社会白書によると、十二年における六十五歳以上の一人暮らしの高齢者は約三百三万人で、三十七年には約六百八十万人と推計される(グラフ)

平成16年7月29日(木)産経新聞
by sakura4987 | 2006-06-20 14:41

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