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◆都会の少子化 特効薬なく

<東京新聞6月23日>
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20040623/mng_____kakushin000.shtml


一人っ子もいない!? 東京の出生率

 家庭には「一人っ子」さえおらず、人口は激減へ-。全国で初めて「1.00」を割った東京都の2003年の合計特殊出生率(1人の女性が一生のうちに産む子どもの平均数)。「0.9987」という数値は、一向に歯止めのかからない少子化を雄弁に物語る。瀬戸際まで追いつめられた行政に、妙手はあるのか。 (社会部・増田恵美子)

 東京・西新宿で不動産業を営む水谷紀枝さん(33)は、職場で一歳六カ月になる子どもの世話をしながら仕事をしている。少子化の原因には「子どもを持つ女性が働くことの困難さ」がある、というのが実感だ。

 大手企業に勤めていた時に妊娠。働き続けるつもりだったが、上司からは「大変だから、会社をやめてから復帰しては」と言われた。仕事と子育てを両立できる職場環境も整っておらず退職。その後、独立した。

 会社員の夫とともに出身は愛知県。東京で夫婦と子どもだけの核家族だ。「子どもは二人か、三人」という希望をかなえるのは、現実には難しいと思っている。

 厚生労働省が今月十日に発表した資料では、東京の出生率は「一・〇〇」と記されていた。大台割れは、記者会見で小数点以下の数値を問われ、担当者が口頭で答えたことで初めて明らかになった。〇一年の出生率は「一・〇〇一四」。時間の問題だったとはいえ、「一・〇〇」割れは衝撃的な出来事だった。

 出生率が二・〇七を下回ると人口は減少する。「一・〇〇という数値を日本全体に当てはめると、百年後の人口は九百五十万人に減り、五百年後にはこの国からほとんど人がいなくなる」と、前日本人口学会長の大淵寛中央大教授は、驚くべき説明をする。

 全国の出生率も「一・二九」と過去最低。成立したばかりの改正年金法の審議では、〇七年の「一・三〇台」が“底”とされていただけに、それを下回る数値は、社会保障制度全般も揺さぶる。

 なぜ、少子化は深刻になる一方なのか。

 女性の結婚観や人生観の変化、子育てにかかる経済的負担の増大、仕事と子育ての両立の難しさ…。女性が子どもを産まなくなった理由は、さまざまに指摘されている。

 「東京都に顕著な原因として、住宅事情の悪さや核家族化、地域コミュニティーの希薄さがあったと分析し、独自の基準で民間保育所を認証する制度の創設など、先進的な取り組みをしてきたつもりですが…。結果に結びついていないと批判されれば、返す言葉がありません」と都の担当者は話す。そして「行政だけでは、できることに限りがある。企業にも仕事と子育てが両立できる環境を整えてもらわないと」。

 石原慎太郎都知事は「東京は子どもを産んで育てるためのマイナス条件を備えすぎていた」と語り、あらためて条件整備に取り組むことを表明した。

 少子化問題に詳しい恵泉女学園大の大日向雅美教授は「『産めよ増やせよ』の時代ではなく、出生率は上げればいいものではないが、現状は確かに低い」と指摘する。

 「(戦後最低の出生率が明らかになった)一九九〇年の“一・五七ショック”以来、国や自治体は少子化対策に取り組んできた。『次世代育成支援対策推進法』など、やっと具体的な政策が打ち出されてきた段階で、結果が出るのはこれから。対策の結果、出生率が上向いたスウェーデンの例もある。今の出生率だけが独り歩きし、出産のイメージが暗くなるならその方がマイナスだ」

 それでもいい結果が出なかったら-。「そのときは、本当に深刻です」
by sakura4987 | 2006-06-20 14:56

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