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◆政治的堕落続く日本の反核運動


平成16年10月11日(月)産経新聞

国学院大学教授・大原康男   特定イデオロギーと結んで迷走

≪北の核脅威に極めて鈍感≫

 今、韓国の核開発疑惑が大きく取り上げられている。二〇〇〇年一月にウラン濃縮実験が行われていたことが発覚したのに続いて、一九八二年にはプルトニウム抽出実験をしていたことも明らかになった。

 北朝鮮はこれを奇貨として、韓国核問題の解決を六カ国協議に応じる前提条件とする立場をただちに表明し、露骨に協議再開の引き延ばしを図ろうとしている。

 周知のように、韓国に先立つ北朝鮮の核開発疑惑は、一九九二年に行われた国際原子力機関(IAEA)による特定査察の結果と、北朝鮮の報告内容の矛盾が明確になったのが契機であるが、一九九四年の米朝合意によって、いったんは小康状態に至った。

 ところが、二〇〇二年十月に北朝鮮がウラン濃縮による核開発計画の存在を認めてから、一挙に緊迫、翌二〇〇三年一月の核拡散防止条約(NPT)脱退宣言、四月の核兵器保有発言などによって、ますます重大化する。

 唯一の被爆国として核兵器の廃絶を目指してきたはずのわが国の反核運動は、在韓米軍の戦術核の撤去を中心に据えた朝鮮半島の非核化には格別に熱心であったが、この北朝鮮の核の脅威に対しては驚くほど鈍感である。

 それは去る八月六日の原爆忌に秋葉忠利広島市長が読み上げた今年の「平和宣言」を見れば歴然としている。

≪素朴な祈りから偏向分裂≫

 「核兵器を小型化し、日常的に『使う』ための研究を再開している」という米国への痛烈な批判がある半面、「北朝鮮等による実のない『核兵器保険』への加入が時代の流れを象徴しています」という何やら他人事でもあるかのような口ぶりは、最も身近な核危機に対する認識としてはあまりにも甘い。いや、こうした反核のダブル・スタンダード(二枚舌)は今に始まったことではないのだ。

 いうまでもなく、わが国の反核運動は、米国のビキニ環礁での水爆実験によって被災した第五福竜丸事件をきっかけとして昭和三十年九月に発足した原水爆禁止日本協議会(原水協)にさかのぼる。

 当初はあの「原爆許すまじ」の歌にあるように、原爆という非人道的な兵器への強い憤りと世界平和への素朴な祈りからスタートしたのだったが、昭和三十八年には中国を含む「いかなる核実験にも反対する」か否かをめぐって社会党・総評と共産党が対立、社会党などは新たに原水爆禁止日本国民会議(原水禁)を結成し、その分裂状態は今日も続いている。

 一九八一年末から八二年にかけ、ソ連の戦域核ミサイルSS20に対抗するために北大西洋条約機構(NATO)諸国に配備されようとしていた米国の同種ミサイルに反発する文学者によって新たな反核運動が起こった。しかし、それは先行配備されたSS20の脅威には何ら言及せず、ただ米国主導によるパーシングIIミサイルの配備だけを非難の対象としていたのである。

 さらに冷戦が終わると様相は一変し、中国などの歴史認識問題に絡めた議論が登場する。「日本がアジア太平洋戦争などで行った数々の悪魔の所業を思うと、原爆投下は仕方なかった、やむを得なかった」と言い放ったのは、驚くなかれ、もう一つの被爆地・長崎の本島等元市長なのである。

 本島市長時代に建設された長崎原爆資料館を見学した生徒が「原爆を落とさせる口実をつくらせてしまったのは、やはり日本でしょう。アメリカをせめるより日本をせめたいと思います」との感想を記したのも当然ではないか。

 そして、再び先程の広島市「平和宣言」に戻ると、「政府は、世界に誇るべき平和憲法を擁護し、国内外で顕著になりつつある戦争並びに核兵器容認の風潮を正すべきだ」という一節がある。今度は反核を護憲に結びつける-まさに政治的堕落の極みであろう。

≪いまこそ原点への回帰を≫

 かくして年々加速するわが国の反核運動の衰退現象は、被爆体験の風化といった月並みな理由で説明され得るものではない。崇高な理想を常に特定のイデオロギーや歴史観の文脈に引き込んで担ぎまわった末にたどりついた死屍累々たる結実というほかない。

 来年は被爆六十年、それは同時に大東亜戦争終結六十年でもある。 「頻リニ無辜ヲ殺傷シ惨害ノ及フ所真ニ測ルヘカラサル」原爆の使用を厳しく非難しながらも、「我カ民族ノ滅亡」だけではなく「人類ノ文明」の「破却」を避けるべく、「万世ノ為ニ太平ヲ開カム」とされた大詔に素直に回帰することなくして「反核」の真義は理解できまい。



※平和運動の胡散臭さはよく知っておきたい。同和も共産党系と社会党系がいがみ合っている。今度はあきれたことに、現行憲法にノーベル平和賞を、と言う運動が始まった。そんなバカなと思うかもしれないが、大江健三郎が取るくらいだから、左翼のネットワークの広がりは油断できない。そんなバカなと思っていたことが、今の日本では当たり前になってきている。 
by sakura4987 | 2006-06-20 15:10

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