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◆誤算 携帯を過信、村民孤立


平成16年10月31日(日) 産経新聞  【報告 新潟・中越地震】

車中生活者も想定せず

 震度6弱と6強の「烈震」四回、震度7の「激震」一回。続く余震-。発生から一週間が過ぎた新潟県中越地震は、依然七万六千六百十五人(新潟県まとめ)が避難生活を送る。阪神大震災以来となる、三十六人もの命を奪った中越地震から、課題や教訓を探った。

 三十日午前八時半。曇り空のなか、長岡高校のグラウンドに手提げ袋を手に携えた人たちが続々と集まった。三百二十人。地震で“陸の孤島”と化し、長岡市に避難していた山古志村の村民だ。二十九日に続いて、一時帰宅を許された「第二陣」。村民は自衛隊の大型ヘリ三機に次々と乗り込んだ。

 その様子を青い防災服姿の長島忠美村長(53)が眺めていた。

 地震が起きた一週間前、村長には誤算があった。「地震で携帯電話がつながらなくなると考えてなかった」

 二十三日午後五時五十六分、震度6強の大きな揺れが襲った。県と人工衛星で結ばれた役場の防災行政無線が壊れた。村には村内放送や緊急無線は配備されていなかった。携帯電話の普及で村にアンテナ塔が建ち、山間部にしては良好な通話が可能となり、万が一のときは県や消防、幹部職員の連絡は携帯で対応できると考えていた。

 見通しは甘かった。巨大な直下型地震は携帯のアンテナ塔を簡単に倒した。固定電話も不通となり、結果として、真っ暗闇のなか、約二千人の村民は取り残されることになった。

 村全体が土砂にのみ込まれ、全村避難を決断した長島村長は、「各家庭に非常時でも連絡がいきわたるよう防災体制を組み替えることが必要だった」と悔やんだ。

                 ◆◇◆ 

 被災した新潟県内の自治体は五十九市町村。長岡、小千谷両市など中越地方の被害が深刻だ。地震発生から一週間が経過し、自治体の首長からは、震災対策で“反省の弁”が聞かれるようになってきた。

 「どんなに良い計画でもそれだけじゃ不十分。臨機応変に即応する柔軟さがないと駄目ということだ」。旧建設省出身で阪神大震災の仮設住宅整備を担当した森民夫・長岡市長(59)は、ため息をついた。

 長岡市ではあらかじめ学校など指定避難所を定めていた。が、想定外だった“自主避難所”があちこちにできた。農協の倉庫にいた避難者もいた。「どこに避難者がいるかを探す作業に手間取った」(市職員)。

 発生から二日間、「食べ物がない」という苦情も殺到した。市が策定したマニュアル通りに食事を供給しているはずなのに受話器からは罵声(ばせい)が続いた。

 マニュアルは「被災すれば避難所に集まるはず」という発想で避難所にいる避難者数を数えるよう指示していた。ところが、相次ぐ強い余震で、食事以外の時は自宅近くで車中生活する市民が多かった。食事が届くと、車中生活者も続々と近くの避難所に集まり、マニュアルに従って用意した食事が、すぐに底をつくことが続いた。

 「われわれは救援物資が得られる避難所に市民が来ると考え、マニュアルをつくった。でも、人間心理は少しでも自宅近くにいたいということだった」

 森市長は誤算と想定外をこう解説する。

 小千谷市の関広一市長(69)は三十日の記者会見で「これまでの防災計画では想定してなかった地震。余震が続くことは盛り込まれていなかった」と余震に振り回され、復旧作業が進まないこの一週間を振り返った。

                 ◆◇◆ 

 「阪神大震災の教訓から立ち上がりは比較的まずまずだったが、孤立集落が出たことや、想定外の車両生活者など、今回の地震でも自治体は多くの課題を残した。車両生活者が大量に出たのも避難所生活が煩わしいからだろう。避難所の運営は大きな課題だ」。災害社会学が専門の広井脩東大大学院教授はこの一週間の中越地方の自治体の対応をこう総括している。



※すべてを自治体の責任とするのも可哀想だが、全般的に日頃からの緊迫感がないように思う。「治において乱を忘れず」という言葉通り、マニュアルの作成をすれば仕事は終わりという事ではなく、自衛隊などを交えた実際の訓練を行っておく事が大事だろう。そうすると、必ず自衛隊に拒否反応を示し非難するバカが出てくるが、その様な人間は助ける必要はない。 

昨日、拉致解決のための署名運動を行ったが、その隣で民主党の国会議員が4人も来て、新潟の救援募金を募っていた。しかも自分の名前入りの旗を立てて。社民党も大勢でやっていた。悪い事ではないのだが、我々民間人が拉致問題をやり、国会議員が救援募金・・・・?逆じゃないのか?ここに現在の政治の象徴を見たが、本当に情けなかった。
by sakura4987 | 2006-06-20 15:58

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