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◆[教育基本法]「『国を愛する心』でなぜいけない」


6月18日付・読売社説(1)

 二十一世紀の教育の、理念と原則を確立する重要な法改正をしようというのだ。一部の表記に拘泥し、改正作業を停滞させてしまっていいのか。

 自民、公明両党による協議会が、教育基本法改正に関する中間報告をまとめた。現行法を全面改正する基本方針では一致したが、焦点の「愛国心」育成に関する記述をめぐっては、意見の対立が解けなかった。

 「郷土と国を愛し」との表現にするよう主張する自民党に対し、公明党は「郷土と国を大切にし」の対案を持ち出して譲らず、両論併記となった。宗教教育の内容、義務教育制度の年限の問題などは、参院選後に結論が先送りされた。

 与党協議は、昨年三月の中央教育審議会答申が基本法の全面改正を提言したのを受けて始まった。当初は昨年の通常国会への改正案提出を目指したが、「国を愛する心」という自民案に公明党が異論を唱え、見送られた。今回の中間報告と同じ対立点である。

 なぜ、だめなのか。

 「戦前の国家主義のにおいがする」「『国を愛する』だと、国のために死ねるというイメージだ」。そんな理由を挙げている。「統治機構も愛せというのか」といった、おかしな反論まで出てきた。

 多面的なグローバル化が進む中、私たちには国際社会の一員として、異なる文化や歴史を持つ人々との共生が求められている。そのためにまず、私たちの生活の根底にある日本の伝統・文化への理解を深める必要がある。

 中教審答申は、この視点に立ち、「日本人であることの自覚や、郷土や国を愛し、誇りに思う心」をはぐくむ必要性を説いた。協議会のメンバーは、この答申をもう一度、読み返してほしい。

 「国を愛する心」は、現行の学習指導要領にも明記されている。小学三、四年の道徳では、「我が国の文化と伝統に親しみ、国を愛する心をもつとともに、外国の人々や文化に関心」をもつよう指導することになっている。

 国民の祝日に関する法律では、建国記念の日を「建国をしのび、国を愛する心を養う」と説明している。

 愛国心の涵養(かんよう)は、国家主義とはまったく別の問題なのだ。

 それなのに、五年前の国旗・国歌法制定に際しても、一部のイデオロギー勢力が「近隣諸国に対する侵略戦争のシンボルだった」などと、日の丸、君が代への敵愾(てきがい)心をあおった。

 そもそも愛国心の涵養が是か非かなどというのは、諸外国ではありえない議論だ。不毛な論争は終わりにしたい。

(2004/6/18/02:06 読売新聞 無断転載禁止)
by sakura4987 | 2006-06-21 12:33

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