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◆みんな歴史に真剣なのだ

高句麗論争
 
 韓国と中国の間で歴史紛争が起きている。日本の歴史教科書を非難してきた両国が、今度は日本抜きでお互い争いはじめたのだ。問題になっているのは、紀元前後、朝鮮半島北部から中国大陸にかけて存在した古代国家・高句麗の歴史がどちらに属するのかをめぐってである。実に古い昔話だが双方、きわめて真剣である。その歴史がお互いの現在そして未来に大きな意味を持つからだ。

 問題の発端は最近、中国が高句麗史を「中国の一地方史」と位置付け、別の国家・民族の歴史としての独自性を否定する動きを見せたことからだ。これに対し、同じ朝鮮民族である高句麗の歴史は自分たちの歴史と考えてきた韓国は強く反発し、中国を「歴史侵略」などと激しく批判している。

 中国としては現在の領土を絶対視し、その領土内のすべての歴史を「中国の歴史」に編入し「中国の偉大さ」や「大きさ」を確認するという意図のようだ。経済発展で自信を深めている中国の、膨張主義ないし大国主義的な国家意識、民族意識の高まりが背景にあることは間違いない。一方、韓国の方はかねてから中国大陸にまで広がった高句麗に郷愁があり、隋や唐と戦った高句麗の歴史は大きな誇りとして民族的な“元気の素(もと)”になってきた。

 韓国はそうした歴史を意識することによって自らを支え、民族の将来に希望や期待を持つこともできたというわけだ。この「民族の歴史」が否定されるとあっては黙っておれない。マスコミや学者はもちろん、政府当局者まで「民族の根幹にかかわる重大問題」と中国の“横暴”を非難している。

 高句麗については日本の学界でも朝鮮民族による古代国家というのが通説だから、現在の領土にこだわった中国の“新史観”には否定的だ。しかし西のチベットをはじめ多くの民族を抱える中国は、現在の支配圏を死守しようということで歴史改造に乗り出しているようにみえる。だから、韓国も中国も歴史に関し必死なのだ。

 一方、日本ではそんな状況の中国や韓国の意向に配慮して日本の歴史を記述すべきだという声がある。実に浮世離れした話だ。日本の歴史は日本人の観点で書かれるのは当たり前である。韓中歴史紛争は「日本人の歴史」の必要性をあらためて教えている。

平成16年8月16日(月)産経新聞
by sakura4987 | 2006-06-21 13:00

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