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◆【産経抄】


平成16年11月25日(木) 産経新聞  

 「憂える」の意味を「喜ぶ」と思いこんでいるような大学生がすくなからずいる。そんなばかな! 全く信じられない数字が新聞に出ていた。メディア教育開発センターの調査で、大学生の「日本語力」は中学生レベルにまで低下しているということだった。
 
 ここは日本語力というより国語力というべきで、もう一例あげると「懐柔する」という言葉を「手なずける」と正しく理解していた大学生はすくない。多くは「賄賂をもらう」「気持ちを落ち着ける」などと思いこんでいた。日本の将来を考えると目の前が暗くなる。

 これはもう「日本語は乱れている」「敬語が正しく使えない」などという段階ではない。「ら抜き言葉」の蔓延(まんえん)を嘆いている場合でもない。はたまた外来語の氾濫(はんらん)をうんぬんする状況でもなさそうである。

 日本語ができない日本人が生まれてきた事態、とでもいったほうがよい。最近、新聞を読まない大学生が多いということを聞いて、困ったことだと思っていた。しかし正しくいえば、新聞が読めない大学生、より正しくいえば新聞の漢字もわからない大学生が増えたということだろう。

 何もかも“ゆとり教育”の責任にするつもりはないが、間違いだらけの教育施策と日本語力の崩壊の関連も調べてみる必要がある。またパソコンや携帯電話の急速な普及は、言語文化の伝統喪失にかかわりありや。あわせて検討してみなくてはならない。

 死んだコラムニストの山本夏彦は滅びゆく日本語を愛惜して、よく西洋の思想家の言葉を引用した。「私たちは、ある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは、国語だ」と。その国語がわからないとは、住むべき祖国を失った人間が増えているということか。





※「祖国愛はどんな道理よりも強い」と言った人がいるが、この祖国愛がなくなっているのだから、当然、他の道理も低下するのが当たり前だろう。最近の状況を見ていると、急速に坂を転げ落ち始めたように感じる。あれっと思う事件やニュースが増大している。枝葉だけではなく幹が腐ってきた事が如実に現れてきた。逆に言えばこの問題からヒントとなるものも浮かんでくる。 

何をおいてもまず、「国語」を充実させ、その教材の内容を自国への誇りと、徳目で埋め尽くす事。そう言えば戦前の国語の教科書は全くその通りになっていた。今は地方自治体で、副教本を作れる時代なので、後は地方の首長や教育長のやる気次第なのだ。先般の犬山市への視察で知ったのだが、来年から使う国語の教科書は、犬山市の副教本の文章を取り入れているそうだ。文部科学省の思考は完全に停止しているので、本当にやる気がある地方自治体の出現が熱望される。 
by sakura4987 | 2006-06-21 16:15

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