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◆家族の絆 亡き夫から実家へのやさしい手紙


平成16年12月20日(月) 産経新聞 

 毎年、年末になると主人の実家に、二人の子供を連れて帰省する。義母はいつも心待ちにして、私たちを温かく迎えてくれる。

 昨年も例年どおり実家に帰り、お正月を迎えるため大掃除をした。一段落ついたとき、義母が戸棚から古い二十通くらいの手紙と、現金書留を大事そうに出して私に見せてくれた。

 それは主人が結婚前、実家の家族へ宛(あ)てたものだった。当時まだ21、2歳だった主人は故郷の愛媛から大阪に出て、親類の家で住み込みで働いていた。少ない給料の中から工面して、経済的に苦しかった両親へ現金の仕送りをしていたのだ。

 弟に宛てた手紙には、「兄ちゃんが少しずつお金送るけん、新聞配達もうせんでいいけんな」と書かれていた。手紙の中には、親、兄弟を思う優しい文面がつづられていた。

 主人は昨年1月、53歳の若さで亡くなった。私は読んでいるうちに、主人がいとしくなり、涙がとめどなくあふれた。義母も時を忘れて一緒に泣いていた。

 よい夫であると同時に、心優しい、子供には甘い父親でもあった。私と子供に見守られながら天国へと旅立った主人を思いだし、今あらためて、「家族の絆」の重みを感じている。





※時には心洗われる事も残しておきたい。人間はいくら優しくても、優しすぎるということはないと思う。私達はいつか必ず地上を去っていくが、この地上を去る時の気持ちを想像してみて欲しい。地上を遙かに離れ、何百メートル、何千メートルと高い所にのぼって行くにつれ、この地球が小さく見えて自分が星となるような気持ちだ。かつて、自分が遊んだ広場、自分が住んだ家、家族たち、友人たち、いろんな人たちの思い出が、遠くに、小さく小さくかすみ、森や川や山もかすんで見えていく。  

そうした時に思うことは、「ああ、もっと多くの人に、優しく接していればよかった」ということだと思う。この気持ちは、この文章を読んでいる皆さんに、必ず訪れることになると思う。その時に、「懐かしい人々に、一つでも多くの愛や優しい言葉を与える事が出来たならば、どれほど良かったか」と思うのだろ。地上に生まれ、母の胎内に宿り、幾十年かを生き、その間に様々なドラマがあり、やがて地上を去って還っていく。  

地上という世界は、あの修学旅行のように、あの楽しかった学校生活のように、ひと時の思い出であり、ひと時のメルヘンでもあると思う。私たちは、そうした束(つか)の間の人生を地上で生きているのだ。そうであるならば、人はなぜそこまでギスギスとした生き方をするのだろうか。なにゆえに、それまで厳しい人生を生きるのだろうか。なぜそこまで、他人に対して厳しく接するのだろうか。やがて去っていく世界であるならば、出来るだけ優しい思い出を残してゆこう。自分が人にそうされたいように、他の人にも優しくあろう。私たちが一番嬉しい瞬間は、人から優しくされたという瞬間ではないだろうか。優しく接せられたという瞬間ではないだろうか。  

ならば、私たちもまた、限りなく優しい人となろう。自分が人にされたくないことは、自分もまた人にしないようにしよう。常に優しき人として、生きていこうではないか。時に人間は優しすぎるための弊害が起きることもあり、優し過ぎる事が人を駄目にすることもある。しかし、やや優しすぎるぐらいで、人生はちょうど良いのだと思う。そうでなければ、この世のなかのギスギスした感じが、からっ風が吹き抜けていく感じが、どうして素晴らしい世界となっていくだろうか。優しさという失われた価値を、一日も早く発見し、取り戻して行かなければならないと自分にも言い聞かせている。いつかは去ってゆくこの世界だ。その中にあって、人間にとっての真の幸福はいったい何であるかを共に考え続けたいと思っている。  
by sakura4987 | 2006-06-21 16:47

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