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◆水資源 人類との持続的な共生を

【主張】

 連日の猛暑でのどに潤いを与える水だが、一方で新潟や福井では濁流が街を襲い、大きな被害をもたらした。この夏は、水の「癒やしと怖さ」を実感している。一日の「水の日」を機に、水資源の大切さを考えてみたい。

 岐阜県では、谷川に転落した男性が川水を飲んで一週間ぶりに奇跡的に救助された。このように、体の約70%が水で構成されている人類にとって、水は不可欠な存在である。ところが地球規模で見ると、急激な人口増加と、それに伴う食糧増産や経済発展によって水資源の枯渇が深刻化している。

 このため、世界的に水に対する関心が高まり、国連は昨年を「国際淡水年」に制定するなど、多くの取り組みが開始された。

 国土交通省がまとめた「日本の水資源」によると、深刻なのがアジア・アフリカである。水不足とともに、地球温暖化による影響と見られる洪水が各地で頻発している。

 水が少なすぎる問題と、多すぎる問題が混在しているわけで、各国は両方の解決という困難な課題に直面している。重要なことは「安全な水」をどう確保するかということだ。

 それによって、感染症を予防するとともに、弱者である乳児の死亡率改善につながることはいうまでもない。先進国の積極的な支援が求められる。

 日本は森と河川がはぐくむ豊富な水によって、古来から水田を耕してきた。この水田が保水の役目も果たし、自然環境にも恵まれていた。しかし、近年になって経済原則から取り残された森は荒廃し、水田も耕作放棄が相次いでいる。

 その結果、人口の集中している関東地方の水資源量(降水量から蒸発散量を差し引き、面積を乗じた値)は、エジプトと同じレベルまで少なくなっている。

 これを解決するには水源となる森を復活させることが先決だ。すでに、高知県や岡山県などで独自課税を実施し、森林整備に充てている。全国に広がることを期待したい。

 地球に生命が誕生したのは約三十六億年前といわれる。このときから水とともに生きてきた。今後も持続的な人類と水の共生を築くことこそが、地球環境を守る道でもある。

平成16年8月1日(日)産経新聞
by sakura4987 | 2006-06-22 04:15

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