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◆水と空気と食品の安全確保が緊急課題


平成16年10月21日(木) 産経新聞

山野美容芸術短期大学教授・中原英臣  “長寿大国”脅かす環境政策を正せ

≪都市部と地方の逆転現象≫

 日本人の平均寿命は女性が八十五歳で一位、男性も七十八歳で三位と、世界でもトップクラスの長寿国である。一九四七年に男性が五十歳、女性が五十四歳だったことを思うと隔世の感がする。

 古くから「人間一生二万日」「人生五十年」といわれたが、現在の日本人は「人間一生三万日」「人生八十年」になったわけである。ところが、過去三十年ほどの間に日本人の寿命にはある劇的な変化が起きた。

 昔は地方より都会が高かった平均寿命が、逆転して地方の方が高くなったことである。そのことは厚労省が五年ごとに公表している都道府県別の平均寿命のランキングをみるとはっきりわかる。

 女性のベスト7をみると、一九六五年には東京、神奈川、静岡、岡山、広島、京都、愛知だった。しかもトップの東京は二位の神奈川を〇・六歳も引き離している。トップと最下位の差が三・五歳だから、東京は圧倒的なリードを誇っていた。

 ところが、二〇〇〇年には様相が一変する。女性のベスト7は沖縄、福井、長野、熊本、島根、岡山、富山と、岡山を除く一九六五年のベスト7が姿を消した。

 一位だった東京は三十六位、二位の神奈川は二十三位、三位の静岡は十四位、五位の広島が十二位、六位の京都は二十位、七位の愛知は四十二位に転落した。

≪生活習慣で見る日米の差≫

 女性だけではなく男性の平均寿命もまったく同じ傾向である。

 一九六五年には東京、京都、神奈川、愛知が独占していたベスト4の座を二〇〇〇年には長野、福井、奈良、熊本といった地方が占めた。こうした数字からわかることは、都会の平均寿命は伸びていないのに、地方の平均寿命は順調に伸びているという事実である。

 日本は長生きしたければ都会でなく地方に住まなくてはならない国に変貌(へんぼう)してしまった。

 かつては大学病院など一流病院があって名医の診療を受けられた都会は長寿で、無医村さえ少なくなかった地方の寿命が短かった。

 平均寿命のランキングで地方が都会を逆転した理由は意外と単純で、生活習慣と生活環境にあるといわれる。長寿の秘訣は普段からの健康的な生活習慣と安全な生活環境にある。二十一世紀は病気になってから名医に治してもらって長生きするという時代ではないのだ。

 生活習慣については喫煙、肥満、運動不足、野菜不足、ストレス、過労などが問題になっている。米国では一九七〇年代から国民の生活習慣を改善するために「ヘルシーピープル」という国家的なプロジェクトを進めてきた。その結果、がんの死亡率が一九九四年から減少に転じ、心筋梗塞(こうそく)で死ぬ人を三分の一も減らすことに成功した。

 一方の日本は同じ期間中にがんの死亡率は三倍、心筋梗塞で死ぬ人は一・五倍も増えた。米国が国民に勧めてきた健康的な生活習慣のうちで最も効果的だったといわれるのは禁煙と野菜の摂取だった。日本でもこうした生活習慣の改善が必要になる。

≪危機的な人間の生命維持≫

 個人的に改善できる生活習慣と違って、都会の深刻な問題は生活環境である。肺がん、喘息(ぜんそく)、スギ花粉症の要因といわれるディーゼル車の排ガスに含まれる「DEP(微粒子)」による大気汚染やダイオキシン、農薬に汚染された食品など都会で起きている問題を考えると、地方の平均寿命が都会より長くても何の不思議もない。

 健康と長寿に必要なのは安全な水と空気と食品だ。その人間が生命を維持するのに必要不可欠な安全な水と空気と食品が都会では保障されていない。

 水についても、私が育った東京でも一九六〇年代までは、のどが渇いたら駅のホームや公園に行けば、安全な水道水がただで飲めたものだった。

 ところが、都会の水道水には発がん物質の「トリハロメタン」が含まれている可能性があるので、いまではコンビニや自販機でお金を払わないと安全な水が飲めない。そこではカナダ、米国、スイスから輸入した水が売られているだけでなく、中にはその水の値段がガソリンより高いものもある。

 砂漠の国でもない水の豊かな日本で、お金を払わないと安全な水が飲めないというのは悲しいことである。国民の健康と長寿のために政府がいますぐ実行すべきことは、水と空気と食品の安全確保に向けた環境政策である。




※すべての面で、完全に後手に回っている感じがする。枝葉末節にばかり気を取られ、大事な幹の部分が何であるかがわかっていない。幹がわからないのは、政府や行政を施行する人の中に、人間の幹となる信念がないからだろう。もっと言うなら、信念の「信」である、何を信じるかという点に間違いがあるか、信じるものがないかである。土台がしっかりしていない家は弱い。
by sakura4987 | 2006-06-22 04:17

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