人気ブログランキング | 話題のタグを見る

★★★ 日本再生ネットワーク 厳選ニュース ★★★

sakura4987.exblog.jp
ブログトップ

◆虚構重ねた80年代の学説


ジェンダーがセックスに先行

ジェンダー=性階級ととらえたデルフィの理論は80年代フェミニズムに大きな影響を与えた

 もともとは性別を表す用語にすぎなかったジェンダーという言葉は、マネーによって、社会・文化的に形成された性別(=ジェンダー)という、新たな概念を付与された。ところが「双子の症例」の失敗によって、マネー理論は破綻(はたん)し、ジェンダーの概念は虚構の概念となった。

 その虚構の概念をケイト・ミレットが七〇年代フェミニズムに持ち込んだことによって、ジェンダーはフェミニズム運動の重要な概念として独り歩きを始め、ラジカル(急進的)なジェンダー論に発展していく。

 上野千鶴子東大教授が「八〇年代のジェンダー論に決定的な転換をもちこんだ」とする、フランスの社会学者・クリスティーヌ・デルフィ。彼女はラジカル・唯物論フェミニストと呼ばれ、男女の権力関係を分析する概念としてジェンダー論を展開した。フランスの組織「女性解放運動」(MLF)の中心的存在で、男性に対する強烈な敵対心を持つ活動家だった。

 デルフィは代表的な著書『なにが女性の主要な敵なのか』の中で、「男性は女性を抑圧し、搾取する階級」として位置付け、ジェンダーを男女間の「支配関係」「性階級」ととらえた。「抑圧(搾取)」がまず先にあり、抑圧が人間を階層的に二分割し、ジェンダー(性階級)をつくり出すと主張。

 従来の「セックスとジェンダーは別ものだが、まずセックスがありジェンダーがある」という見方を否定し、「ジェンダーがセックスよりも先行する」と、ジェンダーからの解放を訴えた。デルフィは、社会的にも生物学的にも男女に区別することを否定するという、ラジカルな理論を構築した。

 しかしデルフィの「ジェンダーがセックスよりも先行する」という論には、科学的根拠はまったくなかった。彼女自身が「もちろん仮説であり、実証(または反証)されるまでには数年かかるだろう」(前掲書)と、「これは仮説である」と認めているのだ。

 ジェンダーという実在しない概念の上に、デルフィが発展させたジェンダー論は、虚構に虚構を重ねた空論と言えよう。これがジェンダー論の九〇年代前半の到達水準として、男女共同参画社会基本法の理念に反映されたと言われている。

 当時審議委員だった大澤真理東大教授は、著書『男女共同参画社会をつくる』の中で「ジェンダーが基盤でセックスまでも規定するようになったのである」と傍点を付けデルフィのジェンダー論の意義を強調。

 セックスを基盤にジェンダーが発達したという、ジェンダー論の「常識」は、「九〇年代初年までに、分子生物学や性科学、そしてジェンダー論の発展によって、くつがえされたのである」とまで言い切った。

 しかし、マネーの「双子の症例」の失敗で明らかなように、生物学的性別を無視して、親が男の子として育てれば男になり、女の子として育てれば女になることはなかったのである。また正常な外性器を持たない半陰陽者(インターセックス)や性同一性障害のような例外はあったとしても、おおかた99・9%は生物学的性で人間の性別は規定されている。

 デルフィ自身が科学的根拠のない「仮説」と言っているジェンダー論をもって、上野氏や大澤氏らが「ジェンダーがセックスを規定する」と説くのは、狂気の沙汰(さた)としか思えない。

 新井康允・人間綜合科学大学教授が「生まれる前に性差があって、その上に社会的文化的なものが作られている」と述べている通り、脳の構造的性差から見れば、今日のジェンダー論のうそは明白だ。だが、フェミニストたちは、脳の構造の違いから来る性差についてほとんど言及しない。

 マネーが定義した架空のジェンダー概念を基本法の理念に持ち込み、ジェンダーに縛られない社会、ジェンダーからの解放を志向する男女共同参画。これは、マネーが自説を実証するためにブレンダという男の子に行った、狂気の人体実験に匹敵する、フェミニストによる社会的実験と言えよう。




※自分の欲望達成にためには何でもありのジェンダーフリー推進者。これを唯々諾々とすまし顔で推進する、脳が空っぽの公務員。少しは勉強してくれよ。そして勇気を持ってくれよ。子供たちが可哀想と思わないのか?
by sakura4987 | 2006-06-22 04:58

毎日の様々なニュースの中から「これは!」というものを保存していきます。


by sakura4987