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◆緊急を要する領域警備法の制定


初代内閣安全保障室長・佐々淳行

主権守る武器の使用規定は当然

≪敵機撃墜が殺人となる国≫

 今般オリンピックが催されたギリシャのアテネでは、9・11三周年も近いことからアルカーイダによる航空機ハイジャック・自爆テロに備えて、アメリカから緊急貸与されたパトリオットIII型を含む地対空ミサイル二十八基が空をにらんでいた。領空侵犯をして突入を企てる自爆テロ機を撃墜するためである。

 国家主権の構成要素である領域(領土・領海・領空)の警備は、独立主権国家の権利であり義務でもある。これらの侵害は「主権侵害」という重大な対国家犯罪で、これを阻止する「武器の使用」は、古今東西を通じて独立主権国家の当然の任務である。

 では日本はどうか。二〇〇五年の愛知万博の自爆テロ防止の対空ミサイルの配置はあるのか。航空自衛隊に地対空ミサイルPAC-3の装備はなく、9・11三周年でようやく二個中隊分の予算が八月の概算要求で決まったばかりというありさまだ。大体、「領空侵犯」は重大な対国家犯罪だという認識がないからだ。

 だから、自衛隊法第八四条の「領空侵犯措置」は「防衛庁長官は必要な措置を講じさせることができる」としているだけで、明文上の「武器使用」規定がない。自衛隊法ができたときの日本は、外交と防衛は七年間、占領国だったアメリカ任せという、太平洋戦争前のフィリピン同様の「半国家」だった。ゆえに領空侵犯機が発砲してきた場合、「正当防衛」「緊急避難」に該当するときだけ応射してよいとされている。

 明文上の規定がないから国会答弁と防衛庁内訓による解釈で、国会では「相手機を撃墜したパイロットは個人責任で、殺人罪適用もありうる」という、信じられない珍答弁さえ飛び出した。

 まして9・11以降の「自爆テロ機」への発砲など考えたくないから、そういうことは「想定外」として全く議論されていない。

≪1隻で百キロの海岸線警備≫

 「領海侵犯」もそうである。古来、軍艦の艦砲射撃の射程圏とされた三カイリが排他的国家主権の及ぶ「領海」と観念され、武装艦船の無通告航行は撃沈も可というのが今日でも万国共通の解釈である。領海の範囲は武器の進歩によって十二カイリとされたが、主権侵害の「領海侵犯」に対し、海上保安庁の巡視船艇は、懲役一年もおぼつかない「漁業法」違反容疑で取り締まっていた。「正当防衛」「緊急避難」以外は武器使用が許されないなどという国は、日本以外に存在しない。

 海上保安庁法は二〇〇一年十一月に改正され、相当の理由があるときには船体射撃ができるようになった(第二〇条二項)が、第五条の「所掌業務」に「領海侵犯に関すること」とは書かれていない。また、海保で対処しきれない時でも、海上自衛隊は「海上警備行動」が発令されないと出動できないのだ。

 四面海に囲まれた日本にとり、「国境」は三万五千キロという長大な海岸線であるが、それを守るのはたった三百六十一隻の巡視船艇である。一隻当たり約百キロの「国境線」を受け持つ計算だ。海上保安官は約一万二千人。その任務の重大性に比して、資源・人員配分はあまりにも少ない。

 近年、北朝鮮の武装工作船による領海侵犯事件(能登沖、奄美大島沖)が相次ぎ、海上保安庁もにわかに脚光を浴び、巡洋・大型・ヘリ搭載、四〇ミリ、三五ミリないし二〇ミリ砲装備の高速巡視船も十三隻配備されるなど装備も充実した。だが、三月二十四日の尖閣諸島・魚釣島不法上陸事件や、六月以降の中国による通報無しの海底天然ガス発掘・試掘活動をめぐる日中間の軋轢(あつれき)となると、海上保安庁の現場における悪戦苦闘ぶりは目を覆うものがある。

≪警職法の準用改めるとき≫

 アルカーイダ・テロ対策も含め、この機会に政府・与党は従来の警察官職務執行法第七条の自衛隊法、海上保安庁法の武器使用規定への準用を改める必要がある。自衛隊および海上保安庁独自の国際常識にもかなう「武器使用法」を制定し、五十年間引きずってきた「正当防衛・緊急避難、死刑・長期三年以上の凶悪な罪」に対するきわめて人権尊重的で個人責任中心の警察官のための武器使用規定の準用を排すべきだ。

 国家主権の発動たる自衛隊の武力行使はもとより、主権防護のための武器の使用、PKO法、テロ特措法、イラク特措法など、国連の平和維持活動における「武器の使用」は、強いて刑法に根拠を求めるなら同法第三五条「正当業務行為」(正当な業務による行為は罰しない)と規定し、「領域警備法」の武器使用規定とすべきだ。




※このての記事を読むたびに情けなくなる。人それぞれの許容範囲があるので、小泉首相には民営化をするならするで禍根を残さないようやっていただいて、即退陣願いたい。本来は外遊する暇などない。道路公団の民営化も中途半端で、公団のファミリー企業が現在もしっかり儲け、天下り先のまま。 
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by sakura4987 | 2006-06-23 12:49

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