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◆制服がなぜだめなのか

平成16年10月4日(月)産経新聞

 「堂々と胸を張って、制服姿で帰りたかった。隊員たちに悲しい思いをさせた」

 イラク人から「サミュール」(同胞)と親しまれた「ひげの隊長」こと、イラク復興業務支援隊長、佐藤正久一佐(四三)にとっては、苦汁の帰国になった。

 七月三十一日と八月七日、イラク・サマワで半年間の任務を終え、二派に分かれて成田空港に帰国した佐藤隊長ら業務支援隊員九十人全員が私服姿だったことである。

 今年一月、東京・市谷の防衛庁から歓呼の声で見送られた陸自先遣隊の佐藤一佐たちは成田に向かう途中、バスの中でカーテンをおろし、迷彩服から背広に着替えた。

 自衛隊員がテロのターゲットになるかもしれないという訴えがあったからだ。だが、時に生命を顧みない奉仕を求められる自衛官にとって、誇りと名誉の象徴でもある制服を着用しないことは自らの否定でもあった。

 だから、テロの脅威を心配しなくてもすむ、クウェートからの帰国は、やっと念願が叶えられると考えていた。

 しかし、その思いは通じなかった。

 「空港での制服着用は遠慮してほしい」。成田国際空港からの要請が防衛庁に寄せられ、受け入れられたからだ。隊員たちは帰国途中のクウェートでわざわざ背広を買い求める羽目に陥った。

 制服での帰国はなぜ許されなかったのか。

 国土交通省の成田国際空港課によると、イラク派遣後、一部の市民団体が成田空港を軍事利用させるなという抗議文書を出し、第二滑走路の拡張問題を抱えている状況では摩擦を避けたいとする空港側の判断を了承したという。空港の軍事的利用はしない旨の取り決めが国などと一部の団体との間で交わされていることにもよるという。

 だが、自衛官が制服姿で帰国するのは、空港の軍事利用にあたるので認められない、という理屈はそもそも成り立つのだろうか。

 成田空港ではゴラン高原での国連平和維持活動(PKO)に参加する自衛隊員の制服を認めている。イラクがだめで、なぜゴランはいいのか、と尋ねると国交省の担当者は答えに窮してしまった。

 第一、有事に自衛隊や米軍が成田空港を使用できず、結果として国民の平和と安全を守れなかったというのでは許されまい。

 ただ現実は、空港の軍事的利用はさせないとする反対運動の結果、自衛隊と共用しない民間空港で制服は排除されつつある。

 現在、サマワで活動している第三次復興支援群(群長・松村五郎一佐)約四百二十人は八月、三派に分けて青森空港から迷彩服で出国したが、民間ターミナルビルの使用は認められず、バスで飛行機に直接乗り付けた。寂しい見送り風景だったと関係者は語る。

 「日本の国益のため困難な任務に赴く自衛官が、後顧の憂いなく復興支援活動に従事できる環境を整えるよう努力を惜しまない」

 十一月に後続部隊としての派遣が想定されている陸自第六師団の地元、山形県東根市議会が九月十三日に決議した一文である。

 東根市議会に限らず、北海道旭川市でも派遣隊員全員の無事帰国を祈って、大きな黄色いハンカチを掲げ続けた。イラク派遣に賛否はあるものの、派遣隊員が任務を果たし、制服姿で帰国することに国民の多くは拍手を惜しまないのではないか。公のために一身をなげうつ人たちへの最低限の敬意でもある。

 自衛隊創設から五十年、殉職した隊員は千七百三十七人を数える。それなのに政府内部からもいまだに正当に評価されない。それを許す日本国とは一体なんだろう。




※自衛隊に関しての、これに類する話は多数あるが、いつも落胆させられる。もういい加減に、当たり前の事を当たり前に出来る国に住みたい。我が国は今だ水面下でもがいている状態で、知恵を使ってプラスを生み出せる状態ではない。国旗、国歌、歴史問題、教育問題、領土問題、その他多数で当たり前のことが出来ていない。うつ病の国民が増加するはずだ。
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by sakura4987 | 2006-06-23 12:50

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