◆食料自給率が6年連続横ばい 昨年度
農水省が六日発表した十五年度の食料自給率は供給熱量(カロリー)ベースで40%と、六年連続の横ばいとなった。95%と自給率が高いコメの消費が減り、とくに菓子などを除いた主食用としては一人当たりの年間消費量が五十九・九キロとついに一俵分(六十キロ)を割り込んだ。その一方で、小麦などの生産量が増加した。
同省によると、諸外国の自給率はそれぞれ最新の数値でオーストラリア=265%▽米国=122%▽フランス=121%▽ドイツ=99%▽英国=61%▽スイス=55%-などとなっている。
日本の自給率は昭和四十年度に73%だったが、食生活の洋風化などで減少。このため同省は、平成二十二年度までに自給率を45%に向上させる目標を掲げているが、達成は微妙な状況だ。
「産経」04/08/07

