◆民団団長「河丙鈺」は朝鮮総連のメンバー!
月刊WILL 7月号
■総連・民団の歴史的和解は盧武鉉の悪だくみ
加藤 昭・張明秀
≪総連の“逃げ”の手段≫
五月十六日の夕刊で、在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(総連)が五十年ぶりに和解したことが大きく報じられました。その夜、いろんな人から私に電話がかかってきた。皆さん怒り心頭でした。
なぜ怒っているのか。理由は二つあります。
一つは、なぜこんなに突然、和解したのか。あまりにも不自然で、急すぎるという理由。もう一つは、今まで激しく敵対していたのに、突然上層部が握手して和解するなんて勝手すぎるという理由。
そして、これには必ず裏があるはずだから、協力するので調べて欲しい、と言ってきたのです。
その翌朝、張明秀さんから電話があった。
張さんはかつて朝鮮総連中央本部社会局に在籍し、その後総連新潟本部副委員長を務めた人物。いわば北朝鮮や総連組織のウラもオモテも知り尽くした存在です。先月号の私のレポートにも登場いただいている。
張明秀: あの和解は総連の“逃げ”です。つまり先月号の『WiLL』に加藤さんの記事(「金正日の『日本人拉致指令書』全文公開」)が掲載されたことによって、総連は大打撃を受けた、ということ。
総連が生き延びる道はもはや、民団との和解しかなかったということです。
これは有り得ると思いました。あの記事により総連の逃げ道はシャットアウトされた。
私はあの記事の最後に「総連には即刻解散命令を出すべきだ」と書きましたが、これによって、総連は混乱、動揺してしまったんだと思います。-略-
それにしても腹立たしいのは日本の新聞やテレビの報道です。各紙一面トップには、デカデカと「民団と総連、歴史的和解へ」、「60年の対立解消」などの活字が躍り、歓迎ムード一色じゃないですか。総連が拉致や覚醒剤などの犯罪に深く関与した組織という事実が、歓迎ムードの報道ですっかり打ち消されてしまった。
ピントはずれの在日韓国人のコメントを並べてみたり、日本のマスメディアというのはコトの本質を見逃しているばかりか、本当にずれていますね。その代表的な例が、今回、和解の立役者とされている「河丙鈺」という男の“正体”です。
≪韓民統が民団トップに≫
河丙鈺は、今年2月の民団中央本部の団長選挙に民団改革を旗印に立候補し、大差で当選を果たしました。
だが、調べてみると、この人物にはさまざまなウサン臭い風評がつきまとっています。
公安筋の情報によれば、この男は朝鮮大学出身で、その後、朝鮮高級学校の元教諭との経歴を持つことが判明しました。このことだけで、河丙鈺なる人物が北朝鮮系と分かります。
そればかりではない。
これは張さんの調査で発覚したことですが、驚くなかれ、この男は「韓民統」のメンバーだったのです。-略-
「実は韓民統は朝鮮総連のウラ組織というのがその実態」(張明秀)です。
つまり、今回の和解劇のウラでは、朝鮮総連のメンバーが民団トップの地位に就くという、奇怪なことが起こっているのです。これひとつ取っても、今回の件は謀略工作の臭いがプンプンします。-略-
まず、現在、総連は資金難に陥っています、そして、北は総連の集金能力に限界を感じている。万景峰号で運ぶカネも激減しているはずです。それだけでなく、総連は組織自体がもうガタガタなんです。-略-
さらに今、金正日にも金がない。アメリカが金融制裁を発動したことによって、北はかなりの資金難に陥っている。-略-
その間、どこから資金を調達するか。それは盧武鉉しかいない。-略-
しかし、金の出し方が問題です。そこで今回の和解案がでてくる。
朝鮮総連との和解という形を使い、民団を通じ、北に金を迂回させて流すシステムを作ったのではないか。これは私の取材結果から考えた推測ですが、可能性は極めて高いと思っています。
盧武鉉は盧武鉉でこの和解を、次回の大統領選挙に利用するつもりです。
河丙鈺についてもう一つ、奇妙な情報があります。彼の正体をしらべていくなかで、「河は経済マフィア」(張)、「極東会系M組の幹部」(内閣調査室筋)などという、俄かには信じがたい話が続々と流れ出てきたのです。
いまのところ真偽は定かではないが、こうした情報が囁かれること自体、この和解劇がいかにウサン臭い話かを如実に物語っています。
『北朝鮮に取り込まれる韓国(西岡力)』より
「朝鮮総連は、韓民統の反韓デモ動員、反韓集会開催、北と朝鮮総連の宣伝活動などの費用として、1973年8月から75年12月は、毎月1千万円、76年1月から77年12月は、毎月やはり1千万円。そして78年1月から79年7月は、毎月500万円から1千万円。そして79年8月から80年2月は毎月1千万円などを支援してきた。」

