◆活字に興味、表現アップ 和歌山県内の実践４校が活動報告 （読売 ０６／６／３０）

http://osaka.yomiuri.co.jp/nie/news/nn60630a.htm

　教育に新聞を活用するＮＩＥ（教育に新聞を）の実践報告会が６月２７日、和歌山市の朝日新聞和歌山総局で開かれ、和歌山県内の２００５年度実践校６校のうち、４校の教諭が活動内容を発表。新聞記事を学習に取り入れることへの有用性などが報告された。

　海南市立第二中の山本光教諭は、記事を要約させたり、わからない語句を調べたりする取り組みを紹介。「活字に慣れ、新聞に対する興味が日増しに高まった」と述べた。

　昨年の総選挙の記事から各政党の主張をまとめさせるなどした前・紀の川市立那賀中の今田一里教諭（現・同市立打田中）も「表現力が伸びた」と効果を挙げたうえで、「新聞記事は生もの。授業で扱う際、“賞味期限”を考えることも大切」とした。

　これに先立ち、県内の新聞や教育関係者で組織する和歌山ＮＩＥ推進協議会（会長＝松浦善満・和歌山大教授）の総会が開かれ、０６年度の実践校となった７校の紹介などが行われた。