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◆デンマークで“ゆとり教育”見直し (読売 06/7/4)


http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20060704ur01.htm

 「ゆとり教育」の先進国とされてきたデンマークで今、教育の見直しの動きが加速している。

 2003年に経済協力開発機構(OECD)が行った国際学習到達度調査(PISA)で、日本と同様、子供の学力低下が明らかになったからだ。

 首都コペンハーゲンから車で3時間、フュン島南部にあるスベンボー市。「スンホイ自然幼稚園」は1ヘクタールの森の中にある。3歳から5歳までの園児たちは、一日のほとんどを森の中で過ごす。

 園長のビーギット・イエンセンさんは「子供たちは遊びを通じて社会で必要なことを学び、成長していく」と話す。デンマークの幼児教育では「子供には遊びが重要」という考え方が一般的だ。幼稚園では読み書きをほとんど教えず、勉強は義務教育に入ってから。

 義務教育は7歳から始まり、9年間の小中一貫教育だ。6歳児には「就学前教室」が設けられ、遊び中心の生活から授業中心の学校生活に円滑に移行できるよう、配慮されている。

 しかし、PISAの結果は、波紋を投げかけた。数学的応用力は15位(2000年調査12位)、読解力は19位(同16位)に落ちた。科学的応用力では31位(同22位)と大幅にダウン。

 世界のトップレベルを占めた同じ北欧のフィンランドとは大きな差がつき、学力低下の問題が国民の関心事となった。

 05年2月の総選挙で勝利したラスムセン政権は、デンマークを国際社会の中で競争力のある「知識社会」にすることを目指し、2010年までに100億クローネ(約1960億円)を投入、教育・研究・開発などの分野を強化するための改革を打ち出した。

 国会でも教育改革の議論が盛んになり、「7歳から勉強を始めるのは遅すぎるという声が多く、就学前教室の義務教育化が進められている」と、教育省国際課の上級顧問、ヨーン・スコーゴーさんは説明する。年内には関係法案が成立し、義務教育が1年早められる見通しだ。

 さらに、科学や数学の学習を充実させたり、これまで4年生から始まっていた英語教育を1年早めたりするなどの改革案も議論され、デンマーク語や英語を話せない移民の児童への学習サポートなど、百数十項目が検討されている。

 改革に対して、現場の教育関係者からは「思いきり遊ぶ子の方が将来、学習面で集中力を発揮するという研究結果もある」(学童保育クラブ指導員)などの反発があるものの、子供の学力低下傾向に不安を感じる親は少なくない。

 親からの要望を受けて、読み書きを教えるようになった幼稚園も出てきており、変化が起きている。

 日本と同じく学力向上という共通の課題を抱えるデンマーク。その教育改革の行方が注目される。
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by sakura4987 | 2006-07-06 11:26

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