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◆【教育】伝えよう技術 指導力アップ 町田市の試み (産経 06/7/17)


授業ビデオなどデータベース化 LAN通じ共有

 団塊世代教員の大量退職による授業の質の低下が懸念される中、東京都町田市教委は、ベテラン教師による授業のビデオや指導案、デジタル教材をデータベース化したコンテンツ集「授業おたすけ工房」を作成し、市内の全小中学校をつなぐ構内情報通信網(LAN)で閲覧可能にしている。

 今後5年間の新規採用者が全教員に占める割合が2割以上と見込まれる同市でも、指導力アップが焦眉の急。若手教師たちの強力な“助っ人”となるか-。


≪全学校を結ぶ≫

 ネットワーク高速化事業を進めていた町田市は昨年、市内の全小中学校(小学校40校、中学校20校)を結ぶLANを整備した。

 これに加え、パソコン40台を備える特別室と、全校をカバーする無線LANを設置した上で、ノートパソコン3台を配置。この結果、特別室だけでなく、各教室でもデジタル教材を利用した授業を行う基盤ができあがった。

 市教委は、全般的な授業の充実化を図るため、この基盤を活用する形で「授業おたすけ工房」を開発した。モデル授業の部屋▽教材の部屋▽指導案の部屋-からなり、素材数は合計3000点に上る。

 「モデル授業の部屋」は、市立小のベテラン教師の優れた授業をビデオ撮影した動画を蓄積。社会や道徳などの始業から終業までの45分間を見ることができる。

 「教材の部屋」は、文部科学省などの既製教材ソフトのほか、市内の教師が独自に作成したデジタル教材集。「指導案の部屋」では、教師が丹精を込めて作り上げてきた授業指導案(道徳、国語)をPDFや書き込み可能なソフトで保存している。


≪体育にも活用≫

 鶴川第三小学校の遠藤岳夫教諭は体育館にプロジェクターを持ち込み、体育の授業で跳び箱の跳び方のビデオを見せてから子供たちに練習させ、その様子をビデオ撮影した。模範的な飛び方と児童の練習ビデオを2つの画面で比べ、再度練習させた。

 「静止画やスローモーションで正しいイメージを頭に入れてから練習すると上達の度合いがまったく違う」と遠藤教諭。このビデオも近くデータベース化される。

 若手教師の指導力の底上げに役立つと期待されるのが、モデル授業と指導案だ。

 モデル授業は現在、小学校の音楽、算数、道徳、社会、英語を用意。今年2学期からは、中学校の授業の録画も始める。今年度中に、全教科のモデル授業と学習指導案を用意する予定になっている。

 社会の授業を担当した鶴川第一小の木附隆三教諭は、教師歴28年の大ベテラン。「どんどん利用してほしい。問い合わせがあれば答えていきたい」と協力的だ。

 市教委指導課の田後毅主幹は「若手の教員が使いこなせるようになるにはまだ時間がかかるかもしれないが、『こんなことができないか』という意見が教員から出てきてくれれば」と期待する。


≪神戸市と連携≫

 さらに、先行して同様の試みをしてきた神戸市と昨年からデータベースの相互利用を開始。神戸市のデジタル教材2000点を無償で利用できることになった。

 町田市側は、阪神大震災の記録や地層の画像を使って授業の動機付けに活用している。

 神戸市教委調査課の松崎大亮主査は「町田市とは互いに教材をやりとりできることが現場レベルで確認できた」と町田市との交流に満足している。

 町田市は今後、神戸市の子供たちとのテレビ会議の実施や一般の専門家や技術者などが登場する新たな教材作りなども検討しており、新たな展開も見せ始めている。
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by sakura4987 | 2006-07-17 10:05

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