◆カトリック司祭『スパイでした』 (東京 06/7/12)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060712/eve_____kok_____002.shtml
ポーランドで著名なカトリック司祭が十一日、旧共産党政権時代に二十四年間にわたって秘密警察に協力していた過去を告白した。同国は前ローマ法王の故ヨハネ・パウロ二世の出身地である上、民主化ではカトリック教会が大きな役割を果たした歴史もあり、衝撃を広げている。
告白したのは、ミカエル・ツァイコウスキー司祭。今月号のカトリック系月刊誌で「罪は疑問の余地もない。傷つけた人たちに許しを請いたい」と事実を認めた。
同誌によると、秘密警察が司祭に接触したのは司祭が二十二歳だった一九五六年。六〇年から八四年まで、秘密警察に反体制派や聖職者の動きについて情報を提供。民主化活動を支援したポピエウシュコ司祭が、秘密警察に暗殺された事件を機に協力をやめた。